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故A$AP Yamsの母が、息子について語る。「彼にはA$AP Mobを成功させるという、途方もないプレッシャーがかかっていた」

Yams

A$AP RockyやA$AP Fergなどが所属するクルーA$AP Mobの創立者A$AP Yamsは昨年26歳で亡くなった。Yamsの28回目の誕生日となった昨日Noiseyに、Yamsの母親であるTatianna Paulinoの寄稿文が掲載されている。

 

まずYamsが亡くなったときのことについて、Tatiannaは振り返っている。「去年の1/15だった、Steven(Yamsの本名)のルームメイトから電話がかかってきていた。Stevenはたまに友達の電話番号から電話をかけてきたのだけど、でもそのときは違った。「Stevenの調子が良くないんだ」とルームメイトは電話口で話してくれた。私は不安な声しか出せなくて、心臓はとてもドキドキしてた。ルームメイトは「いま救急車でブルックリンの病院に向かってる」と続けたので、私は「彼は生きてるの?」と聞いた。とても嫌な予感がしたから」

Tatiannaはその電話を切ったあとにすぐさま病院に直行しようとした。「夫に電話したけど、彼はその時は仕事でつかまらなかった。なので夫の弟に電話して、病院に連れてってくれるよう頼んだ。20分が永遠だと思ったけど、弟は来てくれて病院に向かった。高速を飛ばしていたけど15分もしないうちに、また電話がかかってきてStevenは亡くなったと伝えられた」

さらにTatiannaは、Yamsの在りし日の思い出を振り返る。「私の頭の中にStevenの笑顔や、いたずら者の彼の姿が駆け巡った。私が仕事から帰ると、たまに彼は家の中に隠れて、大声を出して私をびっくりさせたり、寝ている私のまぶたを開けて「起きているの?大丈夫?」とニヤッと笑ったりしてたの」

悲しむにくれるTatiannaは、その後Yamsの死の原因がドラッグのオーバードーズだと知る。さらにYamsがドラッグの中でもLeanと呼ばれる種類を常用しており、ドラッグの専門家とも面会し、専門書を読み、知見を深めたという。

「StevenはA$AP Mobを一致団結させ、さらにヒットを生み出し、成功に導くことに、とてつもないプレッシャーを感じていた。それに彼はとても多くの時間を、A$AP Mobを動かすのに費やし、ボロボロになっていると思うと話してくれた。それにStevenはお金を全然持っていなかった。実際彼の薬物治療費を私の従業員給付制度から出したこともあった。彼は徐々にA$AP Mobでの自分の役割がきつくなっていたのだと思う。ビジネスという言葉が彼の精神にも肉体にも重くのしかかった。Mobのメンバーとビジネスパートナーたちの橋渡しになるのは、簡単じゃなかった。彼がドラッグを使用していたのは、その重圧から解放されるためのものだったわ」とTatiannaはA$AP Mobのまとめ役としての重圧から、Yamsはドラッグの常用に走ったと語る。

そしてTatiannaはYamsのような悲劇を繰り返さないために、The A$AP Foundationを立ち上げ、ドラッグ中毒を防止し、コミュニティーにドラッグを広めない活動を開始した。

「わかったことは私を含め、親はドラッグの使用を思いとどまらせた方がいいということよ。でもStevenは死にたくなかったけど、ハイにはなりたかった。好き嫌いは別にして、そういう若者はとても多いと思うから、私たちは彼らが安全に生活できるようにするべきだと思う。それはとても人間的な方法よ」

The A$AP Foundationの活動はこちらで見ることができる。

Via Noisey

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