4thアルバム『The Divine Feminine 』をリリース予定のラッパーのMac MillerがBillboardのインタビューに登場。アルバムにも参加している恋人のAriana Grandeについてや、共和党の大統領候補Donald Trumpについても言及している。
『The Divine Feminine 』からの1stシングルでAnderson .Paakをフィーチャーした"Dang!"も好調なMac Millerだが、アルバムについては「特にアルバムを作ろうとして曲を作っているわけではない」とのことで「前作を作ってから、小さいサイドプロジェクトに取りかかったら、思ったよりたくさん曲ができてしまって、そのまま製作を続けたら、1年以内に2枚のアルバムをリリースすることになったよ」と日々の曲作りの流れでできた作品だと話す。
また今回のアルバムでラップよりボーカルに挑戦していることについては「長年ボーカルチューンも作っていたんだけど、ちゃんとリリースするのが怖かったんだ。ボーカルは僕の短所だから。これまで自分のボーカルに満足したことはないけど、でも僕の声がもっとも優れているかどうかなんて、どうでもいいと気づいたんだ。これが僕の声だ」とボーカルについての悩みが吹っ切れたことも告白した。
収録曲"My Favorite Part"にフィーチャーされた恋人のAriana Grandeについて「彼女のボーカルは天使のようだったよ、だから僕はより粗いボーカルにしたんだ。僕は2人の声が混ざったのがとても好きだよ」とArianaを絶賛。
また過熱する報道にはかなりナーバスになったようだが「僕も彼女もずっと関係を秘密にしておく道もあったよ。でも僕は秘密を貫くのは簡単だけど彼女にとってはそれは難しい話だ。でも今は全く気にしてないよ。僕は誰かが言ったことや記事のリンクを開かない。僕はただ自分の人生を生きるだけだよ。これは僕にとって新しい状況だけど、僕のパーソナルな生活には全く影響しないんだ」と現在は振り切れて幸せな生活を送っていることも明かした。
『The Divine Feminine 』というアルバムタイトルに込められたコンセプトも「僕個人でいえば女性たちは常に僕のエネルギーのすごい源になってくれるし、最高の人々なんだ。僕がフェミニストかどうかはわからないけど、率直に女性たちは僕の全てだと気づいたんだ。僕は彼女たちがいて恵まれているよ」と彼の周りにいる素晴らしい女性たちへの賞賛を語った。
最後に共和党大統領候補で自身も彼の名前がついた曲をリリースしたことがるDonald TrumpをTV番組で痛烈に批判したことにも触れ「僕はたまにTrumpが実際に大統領になるかもって思うんだ。でもこれはジョークじゃなくて実際そうなるふざけた可能性がある。だからみんなに投票に行ってほしい。たとえ選挙システムを信じていなくても陰謀論者だとしても、投票に行ったほうがいいと僕は思う」と有権者に投票に行くよう促した。
Mac MillerのBillboardのインタビュー全文はこちらで読むことができる。