フランス南部Signesにあるコカ・コーラの濃縮ジュース工場で、コスタリカから配送されたオレンジジュースのコンテナから約370kgのコカインが発見された。これは金額にすると約5600万ドル(58億円)となるそうだ。発見したのは工場の従業員で、彼らが警察に通報したことにより捜査が開始した。
New York Timesの報道によると、工場の従業員たちは容疑者の候補からまず取り除かれたようだ。コカ・コーラの現地担当者の Jean-Denis Malgrasは、「調査の最初の段階でわかったことは、従業員たちがこれに関わっていることはあり得ないということだ」と話している。
19世紀の初期コカ・コーラは、コカの葉(成分としてコカインを含む)が使われていたなどと噂されることもあるが、コカ・コーラ社は「コカインを材料としたことはこれまでない」と否定している。
コカインの密輸に配送コンテナが使われていたということなのだろうか。まさかフランスのコカ・コーラにはコカインが混入されていたなどということはないとは思うのだが...。真相はいまのところ謎である。コカ・コーラ社からの公式の声明が気になるところだ。(辻本秀太郎)