今週、毎日日替わりで日本のDJが登場するエレクトロニック・ミュージックのポッドキャスト『Electronic Explorations』に大阪のZodiakが登場した。
『Electronic Explorations』はUKの名門クラブFabricのレーベル部門"Houndstooth"のA&Rを務めるRob Boothが主催する有名ポッドキャストだ。
DJ ZodiakはDrone、エクスペリメンタル、ベースがキーワードのミックスを提供した。Rob BoothにZodiakを推薦したChris SSGの紹介文を訳し、ここに掲載する。
Surgeonはかつて自身のBoiler RoomセットにDrone and Bassというタグを使用した。Drone and Bass、それはZodiacのミックスを表現する完璧なキーワードだ。テクノ〜インダストリアルのグレーゾーンを漂うミックスは、ベルリンで開催されている音楽の新領域を開拓するフェスティバル「Berlin Atonal」でわれわれが期待するようなセットだ。このような音楽スタイルに対する彼のアプローチの優れたところは、彼の自制にある。過度に重苦しくなく、リスナーを置き去りにすることなく、よりダークなサウンドを探求する、よく考えられたミックスだ。
Words: Chris SSG (translation by Jun Yokoyama)
Surgeon once used the tag ‘drone and bass’ to describe one of his sets for Boiler Room, and that is also a pretty accurate term to use for Zodiak’s mix. It resides in the gray zone between techno and experimental, the kind of set you might expect to hear Atonal festival. What distinguishes Zodiak’s approach to this style of music is his restraint, it is a considered mix that explores darker sounds without becoming oppressive or alienating for the listener. –
Electronic Explorations ジャパンスペシャル第二弾は大阪出身のDJ Zodiak。Droneとベーススタイルのダークで実験的なサウンドでありながら緻密で抑制の利いたミックスです。 https://t.co/hhnquuqMmZ
— Chris SSG (@mnmlssgs) 30 August 2016
Chris SSGはテクノ、アンビエント、エクスペリメンタルなどの新しい音楽を、ブログやイベントの形で探求している。彼は東京で『MNML SSGS』というイベントを開催している。 Houndstoothは2013年に、メディアXLR8Rの年間最優秀レーベル賞を受賞。RAも年間最優秀レーベル賞の3位を与えている。言わずと知れたテクノ・インダストリアルの名レーベルだ。