シカゴのクルーSave Moneyに所属するVic Mensaは先週末に地元で開催されたビッグ・フェスロラパルーザに出演し、出演後にアメリカの新聞Phoenix New Timesのインタビューを受けた。そのインタビューの中で語られたある体験が波紋を呼んでいる。
そのインタビューでVic Mensaは最新EPのタイトル曲" There's A Lot Going On"で歌われている「did acid in the studio one day and almost killed myself.」というリリックについて解説。
Mensaは「2013年くらいからおれは創作のサポートのためにと称して、ドラッグからドラッグへ飛び移っていった。それは実際ただのハンデキャップでしかなかったけど、その時点では曲作りのためにはサイケデリッグなドラッグが必要だと感じていたんだ」と語る。
「おれはバッドトリップをくらい、何もできなくなるくらいまでマッシュルームをやりすぎてた。おれが友達とアシッドをやりながらスタジオにいて、ハメを外してたとき、一気にネガティブな気持ちになったんだ。おれはめちゃくちゃテンションが下がって底辺にいる気持ちになって、床にしゃがみこんで更に奥底まで沈みこもうとした。おれは外に出て自分の車に戻ったんだ、その時はハロウィンの近くでオモチャのピストルが車のトランクにあった。それが本物のピストルじゃなくてよかったよ。その時はおれにはただ自殺願望しかなかったから。しばらくの間その恐怖に悩まされたよ」と当時の破天荒なドラッグ生活を振り返った。
またインタビューでMensaはデビューアルバムについても「音響的だし同時に叙情的なものになるね」と答え「おれのこれまでの人生について描いたパーソナルな内容になる、ポリティカルな事柄についてももちろん歌ってるんだけど、より個人的な体験を重視したよ」と語った。またアルバムタイトルは『Traffic』ではなく全く新しいものになるということも合わせて語った。インタビュー全文はPhoenix New Timesで読むことができる。