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SoundCloudが1000億円で事業の売却を検討中との情報

Bloombergが入手した関係筋からの情報によるとSoundCloudは約1000億円で事業の買収先を探しているという。しかし今のところ手を上げる企業や投資家は見つかっていないとのことだ。

TwitterはSoundCloudの価値を700億と見積もり、SoundCloudに70億円の出資を決定。しかしながらSoundCloudが目指す金額には程遠かったようだ。

出資者が見つからない理由はローンチして4ヶ月のSoundCloud Goがうまく行っていないことにあると見られている。175万人のユーザーを見込んでいたものの、まだまだその数字を達成するのが難しそうだ。他のストリーミングサービスと比べて、SoundCloudはメジャーレーベルと契約を結んだものの、まだまだストリーミングできる音楽は限られている。

SoundCloudの売却はいくつかの会社との議論になったものの、買収の決定には至っていないという。今回明らかになったSoundCloudの売却プランは、SoundCloudの経営戦略自体を見なおさなければいけない時期が来ていることを示唆している。

ミュージシャンが自身の楽曲をアップロードし、フリーでダウンロードしてもらうというMixtapeカルチャーのプラットフォームをSoundCloudは提供し、古い音楽業界のサービスモデルから抜き出た。そのモデルはSoundCloudをメジャーにしたが、SoundCloudはそのモデルから脱却しようしていたが、うまく行っていないようだ。

もちろんストリーミングサービス市場は、Spotify、Apple Music、Tidalと戦国時代。もちろんこれらのサービスはSoundCloudより先にメジャーレーベルと契約し、SoundCloudがMixtapeのビジネスモデルを収益化する前に、先に成功している。

SoundCloudはこの件について公式にコメント発表をしていない。

via Bloomberg Technology

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