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大麻製品企業がNBAプレイオフのTV中継をスポンサー

Weed

全米数百万のファンがテレビの前に釘付けになるNBAのプレイオフシリーズ、アメリカでも屈指の視聴率を誇るこの中継の今年の30秒スポットCMに、Black Magicという大麻専門の栽培製品を製造販売する企業が登場し話題となった。

このBlack Magicという企業、実は1868年オハイオで創業され、現在は全世界の都市にオフィスと研究施設を構え3,000億円以上を売上げるホームガーデン製造販売企業「Miracle Gro」の子会社であることが判明した。

同社は昨年、全米で合法化が進み急成長するマリファナ市場に少なくとも数百億円単位で投資をしたという。Forbesがこの企業のCEO Jim Hagedornにインタビューした記事によると、カリフォルニアに籍を置く二つの「大麻栽培専門の土と肥料の製造企業」に$135m(本日付の為替レートで約130億円)、大麻栽培専門のライトと水耕栽培システムを製造するアムステルダムの企業に$120m(約120億円)、そしてその他の企業に対し今期末までに約150億円の投資を約束しているという。

CEO Hagedornによると、「マルチビリオンダラー(数千億円)で急成長する大麻産業に、自分たちのコアビジネスである栽培製品の販売で参入しないなんて馬鹿げている」、「大麻ビジネスへの参入が気に入らない者は会社を去るべきだ」とも語っているらしい。

同社は、すでに水耕栽培システムの新製品を発売し、州法で解禁となったコロラド州、ワシントン州、ミシガン州などの141店舗のHome Depotに商品を流通させており、様々な肥料をブレンドされた土肥料製品と合わせ巨大な売上を生み出していると言う。

実際に放映されたこのBlack MagicのCMを見ても感じられるように、アメリカで誕生している新たなGrowers(栽培家)は、若者にとって魅力的でクールな職業としてブランディングされ、さらに多様な関連事業を生み出し、大麻産業は超巨大なビジネスへと成長していくことを確信させる。

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