Microsoftは合法大麻ビジネスに飛び込む初めてのメジャー企業となりそうだ。マリファナの使用が合法化されたアメリカの各州で、詳細な販売データをトラッキングできるソフトウェアをMicrosoftが開発、提供すると今週発表があった。
現在アメリカではすでに25の州の各州法で医療用、娯楽用のいずれか、もしくはその両方で使用が認められているマリファナであるが、依然として連邦法においては違法であるという歪な枠組みのもと施行されている。New York Timesによると、そのような背景の下、このMicrosoftのソフトウェアは種から販売されるまでの全行程を政府が追跡する目的のために開発されたという。
今週木曜にアナウンスされたMicrosoftによる正式な発表によると今回のソフトウェアの開発は、LAを拠点とし大麻ビジネスをメインストリームに発展させることをミッションとするスタートアップ「Kind社」との提携によるものらしい。Kindは大麻販売が各州法に沿ってコンプライアンスが守られているかを監視してデータを収集するための「Agrisoft」と呼ばれるソフトウェアシステムを過去に開発している。
この秋、さらに少なくとも五つの州で娯楽使用の是非を巡って州民投票が行われる予定であり、ソフトウェア業界の巨人までもがついに参入するこ成長産業の動向は今後ますます世界からも注目が集まりそうだ。