4月21日、57歳でこの世を去ったPrinceに、Odd FutureのシンガーFrank Oceanが自身のウェブサイトに追悼文を捧げた。
Princeが死去した同日の木曜日に、彼は自身の音楽と人生そのものを変えたPrinceへの追悼文を捧げた。Princeの音楽的影響、2012年にカミングアウトしたFrank Ocean自身のセクシャリティに対する影響などが語られている。
“Rest in Peace”だけじゃすまないのは、Princeの死はそれ以上のものだからだ。彼に会ったこともないし、一度を彼を見かけた時は緊張しすぎてた。しかも残念なことに彼のライブも観たことがない。友人から聞いた話や、彼の爆発的で、恐れのない、巨匠の作品群から自分自身が見聞きしたことでしか、その伝説を知らない。自分は思うに、彼は早い段階で、他人の自分についての意見に気にかけないといことを会得していた。彼の衣装、髪の毛、歩き方、ギターそして原初的な叫びには、伝染性のある感情が染み込んでいるようだった。いつも彼の曲は自分のお気に入りだった。"WHEN YOU WERE MINE”はシンプルなメロディのシンプルな曲だ。そのシンプルさは、親しみのある天性の天賦の艶かしさを、それは絶対に手に入らないも関わらず、最初に考えついていたらと思わせてしまう。彼はビキニパンツ、膝の高さまであるヒールを履いてテレビに出演した初めてのストレートの黒人男性だった。ジェンダー観念への服従なんかといった、明らかに時代遅れの考え方から自由に、そしてそれに対して不遜な彼の装いは、自分が素直に思う自分のセクシャリティについて、より安心できるようにしてくれた。彼が顔に「Slave」と書いて、自分の名前を記号に変えてまで、支配的なモデルを否定して、自身の知的財産にういて闘う姿、それらすべては搾取に対する抵抗によって、自分は自身の作品を愛し、作品に対して直感的になることができた。様々な面で多くの人を感化した、先駆者であり天才は、長らく記憶の彼方へ忘れ去られることはないだろう。私は一生、Princeのファン、それも熱狂的なファンであることを誇りに思う。