H&MがUKのオンラインストアにアップしていた、ある1枚の写真が人種差別的なものだとして大きな批判を浴びている。
H&M is just cancelled ??♂️
“Coolest Monkey In The Jungle” pic.twitter.com/JP4rf5f5WC— WHOLESOME ?♠️??E?️ (@Just_stay_flyy) 2018年1月8日
アフリカンアメリカンの子供が"Coolest Monkey In The Jungle"とプリントされたパーカーを着ているのが批判を浴びている写真だ。ではなぜこの写真が人種差別的であるかというと、以下の投稿がわかりやすい。
Dear @hm,
Here’s why your ad has caused outrage: There is painful history of dehumanizing black people by comparing us to monkeys and apes. Your ad features a black child in a sweatshirt that says “coolest monkey in the jungle”. 1+1=2 You should have known better #boycottHandM— Divinely Ty (@DivinelyTy) 2018年1月8日
@DivinelyTyは「黒人は白人に猿と比較されることで人間性を剥奪されてきた痛ましい歴史がある」と述べ、今回H&Mは黒人の子供をモデルにして、"Coolest Monkey In The Jungle"とプリントされたパーカーを着せることで、それを再現してしまったのだ。@DivinelyTyは無自覚に再現してしまったと思われるH&Mに対し、「うかつなことをした」と厳しく指摘している。
Twitter上にはこの広告写真に対し、「おぞましい」といった批判が多く投稿されている。
そんな中でこれまでにH&MとのコラボアイテムもリリースしたことがあるThe WeekndもH&Mに対し絶縁を叩きつける投稿をアップした。
woke up this morning shocked and embarrassed by this photo. i’m deeply offended and will not be working with @hm anymore... pic.twitter.com/P3023iYzAb
— The Weeknd (@theweeknd) 2018年1月8日
The Weekndは「朝起きて、この写真を見てショックと共に恥ずかしいと感じている。僕はひどく腹が立っており、今後一切H&Mとは仕事をしないだろう」とThe Weekndは文章を締めくくっている。
これらの一連の批判に対しH&MはPitchfolkの取材に対し、声明文を発表。今回の差別的な写真に対し、謝罪をし写真の取り下げとアイテムの販売中止も行なうとし、なぜこのような事態が起こってしまったのかを調査し、再発防止策を講じるとしている。