Dazed Digitalが、現在のストリートカルチャーのシーンにPolo Ralph Laurenを根付かせるのに、大きな功績を果たしたNYのクルー「Lo Life」のショートドキュメンタリー『Bury Me With The Lo On』をYoutubeで公開した。
Lo Lifeはもともと1980年代後半に、NYに存在していたUnited Shoplifters AssociationとRalphie’s Kids、Polo Posseという3つのチームが、一緒になって発足したクルーだ。
彼らの目的はただ一つ、盗みなどあらゆる手段を使って、Polo Ralph Laurenをゲットすること。それまでのPolo Ralph Laurenは、主に白人のミドル層のためのブランドとして認識されていた。
ドキュメンタリーを制作したTom Gouldは「誰も彼らのように、Polo Ralph Laurenを大切に思っている人などいなかった」と語っている。
店から盗んだPolo Ralph Laurenを身につけていたLo Lifeクルーは、NYのストリートシーンでは新鮮に映り、彼らは大きな影響を持つようになっていったという。さらにそれに拍車をかけたのがヒップホップだった。ヒップホップのメンタリティーである、他人を出し抜くというメンタリティーと、Lo Lifeクルーは同じ考え方をしていたため、ラッパーたちもこぞってPolo Ralph Laurenを着用するようになっていったという。
貴重な90年代当時の映像を盛り込んだLo Lifeクルーのドキュメンタリー『Bury Me With The Lo On』は下記のプレイヤーでみることができる。