NikeとAmazonがパートナーシップを結ぶ予定であるとSole Collectorが伝え話題になっている。Nikeブランドのアパレルを直接Amazonを通して販売する予定とのこと。さらにネット通販で多く出品されているNikeの偽造商品の取締も一層強化していく様子。
今回Nikeが登録するのはAmazonのブランド登録というサービス。ブランドの保護や、中古商品で偽造商品が出回ることを防ぐ効果がある。
Nikeはこれまでチェーン店のスポーツ用品の小売販売店やデパートなどの量販店で第三者に商品の販売を任せていたのだが、今回このAmazonブランド登録にNikeも登録することで、今後NikeはAmazonを通したダイレクトセールスに力を入れていく。
家まで商品を届けてくれるネット通販の普及によって、お店に商品を置く実店舗販売の売上は年々減少傾向にある。それに加えて中古販売で偽造商品が出回っていることもあり、NikeはAmazonとパートナーシップを結ぶ意を決した。
New York Postによると、今回の契約で打撃を受けるのは量販店やAmazonを使用してNikeを販売していた業者であると専門家は語っている。Air Jordanなど希少価値のある商品を扱う小売業者にはダメージは少ないはずであるとのこと。
量販店と小売業界が不景気となってしまった今、ネット通販に切り替えて、NikeのようにAmazonとパートナーシップを結ぶブランドがこれからもさらにどんどん増えていく。