4/5にi-D JAPAN第3号が発売。今号では「Break Silence」をテーマに、様々な分野で活躍中の人々の意見に耳をかたむける。
COVER STORYは、フォトグラファーにDANIEL JACKSON、 モデルには国内外でいま勢いがあるManami Kinoshitaと福士リナが登場。
また、いまの東京を彩る中条あやみ、若手の女優・俳優 として注目を集める忽那汐里、吉村界人、そして太賀に加え、KOHHやyayhel、KANDYTOWNなども登場している。ゴーシャ・ラブチンスキーやARCA、Samphaのインタビューも見所だ。
i-D JAPAN エディトリアル・ディレクターより NO.3 発売によせて
目まぐるしく変わる世界の情勢が、途切れることなくメディアを通じて入ってくる毎日。移り変わる 日々の動向が各国からメールで届いては驚かされています。イギリスのEU脱退。アメリカの大統領選 挙。大国の情勢に反応する国々。SNSで毎日のように流れるデモ行進の映像。フェミニズムについ て、移民について、森林破壊について......。それら多くの問題は、私たちから遠く離れたところで起こっているような錯覚に陥りがちですが、悲痛な叫びは決して海の向こう側だけで響いているのではありません。他人事のように考えられていた様々な事柄は、現実にやってくる問題として 私たちの前に確かに突きつけられているのです。 日本版i-Dのローンチから約1年の月日が流れ、雑誌は今号で3冊目の出版となりました。世に言う “政治、宗教、マイノリティ、その他の社会問題について話しあうことが苦手”という日本人気質は実際にあるとしても、彼らは意見がないわけでも鈍感になっているわけでない、というのが個々に会うたびに思うことです。今を生きる若者たちがそれぞれ自分の意見というものを確かに持っていることは、大変頼もしいかぎりです。 それぞれのやり方で、それぞれが行動する。力強い声をしまいこむことなく発し、実際の行動に移すことを常に意識しながら生きていくことが私たちには求められています。“声に出して議論することが苦手な日本人”なんて、これまでの話。すでに世界は繋がっているのだから、国籍も、人種も、 性別も関係ありません。これからの未来を共に作っていくために、思ったのならどんな小さなことでも言って、自分が信じる道を進むだけです。 この雑誌が、そんな小さな一歩を踏み出すためのプラットフォームになることを心から望んでいます。 異なる個人が尊重されながらも、孤独でもなく理想の世界を作るべく。そう、今こそ沈黙を破るときなのです。
i-D JAPAN website : http://i-d.vice.com/jp
i-D JAPAN 第3号は書店またはAmazon.comで購入できる