ストリートファッションのムーブメントの中心にいるのは、常に若年層だ。Supremeが再び全盛期を迎えているのも、ユースにしっかりと支持を受けているからだ。
しかしストリートファッションを支持しているのは彼らだけではない。ユース層の孫を持つ、おじいちゃんもストリートファッションを愛好しているのだ。
ドイツの都市マインツに住む、現在71歳のAlojz Abramさんの着こなしに注目が集まっている。
今年1月、孫のJannik DiefenbachさんがInstagramにAbramさんがSupremeのキャップをかぶり、Thrasherのフーディーを着た写真をアップしたところ、いまのムードをしっかりと反映した着こなしに大きな反響があった。
すでに仕事も退職している71歳のAbramさんがComplexのインタビューに登場、ストリートファッションとの出会いやその魅力について語っている。
Abramさんが初めてストリートファッションに興味を持ったのは1年前、写真を撮った孫のDiefenbachの服をみたときだったという。FacebookをやっているAbramは、そこでも孫の好きな服に興味を持つようになり、自らネットで検索をしだしたという。
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ストリートファッションに興味を持つ前も常に自分のファッションには気を使ってきたAbramさんが現在最もほしいアイテムはSupremeのフーディーで、「このインタビューをみたSupremeが送ってくれるだろう」とジョークを飛ばす。
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大都市フランクフルトの近くに住んでいるとはいえ、マインツではストリートファッションは流行っておらず、ましてやAbramさんの年代には着ている人はいるはずもないが、全く気にしていない。「私の服はポップだから気に入ってるよ、人がすぐ気付いてくれる」と話すAbramは、孫のDiefenbachとSupremeやStussyといったブランドのルーツや、その服にこめられた意味について話すのが好きとも話している。
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Abramさんはストリートファッションの気に入っているところは、軽さなどの機能性だと主張し、ブランドであるかどうかは関係ないという。「快適じゃなきゃいけない、それがSupremeのものだとしたらボーナスみたいなもんだね」と安易なブランド信仰には釘をさす。
お気に入りのアイテムはAdidasのトラックジャケットだと話すAbramさんは最後に一言「ずっと若くいろ」とメッセージを残している。
Abramさんのコーディネートは孫のDiefenbachさんのInstagramでチェックできる。