再び絶頂期を迎えているストリートブランドのトップSupremeに、大きな変化が訪れようとしている。10年間Supremeで働き、ブランドディレクターとして活躍してきたAngelo Barqueがブランドを去ると宣言した。
Barqueは今後もコンサルタントとしてSupremeには関わるが、自身のエージェンシーBaque Creativeをメインに運営していくという。
Supremeに勤務し始めた2006年はブランドは今のような人気はなく、Barqueは写真のバックグラウンドを生かして「ブランドに新しいビジュアルの視点を与えられると感じていた」とWWDの取材に回答している。
しかし実際の商品などは特に大きな変更はしておらず、それは常に「Supremeのミューズがスケーターだったから」と軸の部分は変わっていないことを強調した。
ただ先日のルイ・ヴィトンとのコラボなど、Supremeを知る人の幅が変わったことをBarqueは強調した。
高騰するアイテムの価格についても「Supremeは、自分のブランドに恥になるようなアイテムがないことを知っている。なぜなら製品にどれも妥協がないから。そしてそれを多くのファンは知ってるから、ブランドがこんなに長く続いている」と不当な価格はつけていないと語っている。
今後Barqueは自身のエージェンシーでNikeやConverseなどのクライアントと連携しつつ、自身のブランドAwake New Yorkをより展開していくという。Supremeの後任ディレクターはまだ決まっていない。