イギリスで違法レイヴが増加傾向 | 音楽イベントの開催場所の減少が原因か

アートやファッションなど様々な分野に影響を与えてきたレイヴカルチャー。特にUKレイヴは長い歴史を持っているが、それが近頃問題になっているようだ。

Sky Newsによると近年のイギリスにおいて、違法なレイヴパーティーが増加傾向にあるとのこと。2017年には、イングランドとウェールズにおいて680以上もの違法なレイヴが報告されており、前年と比べて9%の増加だという。そして、ロンドンでは2016年には違法なレイヴは70件だったものの、2017年には133件とその数は2倍近くになっている。

全国警察署長委員会のBen-Julian HarringtonはSky Newsの取材に対し、「無許可の音楽イベントが大きな問題になっていることと彼らが社会や警察権力に対して反抗的な姿勢をとっていることは明白だ。合法のイベントとは違って、無許可の音楽イベントは本質的に危険なものだ。彼らは管理面、警備面、火災対策、救護などのような安全対策を欠いており、被害を引き起こすであろう多くの人達を魅了している」とこの現状に警鐘を鳴らしている。
そして、「警察は地域全体の安全を守るとともに、迷惑や被害を抑える必要がある。そのためにはその土地の警察官や他の機関と密に連携をとらなければならない」とも述べている。

また、Sky Newsは近年、イギリスにおいて音楽イベントを開催できる場所が減っていることがこの問題と関連しているのではないかと分析している。2014年から2017年にかけてロンドンのクラブの数は8%も減少しており、イギリス全体では2012年から2017年の6年間でナイトクラブの数が6%減少しているようだ。

加えて、上記の違法なレイヴの件数はイングランドとウェールズのたった14の警察からの報告であるため、実際の件数はさらに多いと見られている。

以前にはイギリスにてレイヴの開催に気付いた警察が、気付いたのにもかかわらずレイヴを6時間も続行させるというニュースもあったが、そのニュースにはこのような背景もあったのだ。

 

RELATED

ヨーロッパのアンダーグラウンド・レイヴシーンを撮影したMolly Macindoeの写真集販売を記念したサイン会を開催

東京・原宿のブックストアBOOKMARCで、ヨーロッパのアンダーグラウンド・レイヴシーンを撮影してきた写真家のMolly Macindoeが、10/15(木)に来日し写真集販売を記念したサイン会を行う。

再評価されるレイブカルチャーに一石を投じるフリーパーティーがWWWβで開催決定 | 先着でオリジナル・ホイッスルもプレゼント

3/3に渋谷WWWβで、1-DRINKやGUCHONなどが出演しエントランス・フリーのレイヴ・パーティーが開催される。

イギリスで警察が違法レイブが開催されているのに気づくも6時間続行させる

昨日はオーストラリアで結婚式を偽りレイブパーティーが開催されていたエピソードを伝えたが、今度はイギリスで警察が違法レイブが開催されているのに気づくも、そのまま続行させたというニュースだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。