A-TrakとZeddとの間でSheck Wes "Mo Bamba"を巡る論争が発生、その状況に"Mo Bamba"のプロデューサーであるTake-A-Daytripがコメント

そのあまりにユニークなバイブスで今年を代表するヒット曲の一つとなったSheck Wesの"Mo Bamba"。シンプルな構成ゆえに賛否両論のある同曲だが、そこに人気EDMプロデューサーのZeddが噛み付いた。

Zeddは先日、「"Mo Bamba"を初めて聴いたんだけど、色々と質問したいことがあるな…」とツイート(後に削除)。

それを見かけた同じく人気プロデューサーのA-Trakは、「今年最高の曲だ」とリプライを送った。

するとZeddは"Mo Bamba"についての自身の立場を明確にしようと思ったのか、「お前らはみんな正気じゃない」とリプライ。それを受けたA-Trakは「違う、あれは純粋に天才的な曲だ。マジで革新的だよ。クラブでみんながあの曲でぶち上がってる様子を見た方がいい」と返した。

やがて面倒になったと思われるZeddが「意見の相違だね」として終わらせようとするも、A-Trakは「いや、終わらせない。申し訳ないけど、あの曲が最高だってことを否定するのは物理的に不可能なんだ。ごめん。良ければ一緒にクラブに行って、俺が言っていることを証明してみようか?」と、あくまでZeddに"Mo Bamba"が最高であることを認めさせようとした。

しかしZeddはけんもほろろといった様子で「ハハ、謝ることないだろ。音楽の素晴らしい所はみんなが自由な意見を持つことが出来て、好き嫌いがあることなんだから。俺は音楽をメロディ、コード、構造、歌詞で判断する。ミュージシャンだからな。クラブの反応がどうだろうと、俺の音楽に対する判断には影響しないんだよ」と、議論を打ち切った。

二大プロデューサーによる"Mo Bamba"を巡った議論はこのようにして行われた訳だが、それを横目に見ていた"Mo Bamba"のプロデューサーであるTake-A-Daytrip本人がZeddにコメントを寄せている。「最初の2つのコードはEmajとFmajで、Aminの五音、六音として機能してる。3番目のBmajはAの中に存在しないから、Eminから借りて来てる。FとBのこの間隔はトライトーンと言って、テンションを構築するためにクラシックでは一般的だよ。"Mo Bamba"のプロデューサーより」という言葉からは、自分たちは"Mo Bamba"をちゃんとした理論に基づいて作っており、決して適当に作った訳では無いという自負が伺える。

この件についてComplexが行ったTake-A-Daytripのインタビューによると、彼らは"Mo Bamba"を作る際にハンス・ジマーからの影響を受けゴスペル的なフィーリングを出そうとしたと語っており、音楽的な効果も計算して楽曲を作っていることが分かる。

それにしても、これほどまでに賛否両論が向けられ議論が発生する"Mo Bamba"が様々な意味で「今年を代表する一曲」であることに異論の余地は無いだろう。

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