ライブ鑑賞 VS セックス | どちらが快感を覚えるかという調査結果が発表

頻繁に好きなアーティストのライブを観に行く人の中には、何よりもライブに行くことが重要だという人もいるだろう。どうやら、人によってはライブが人間の根源的な欲求を上回ってしまうこともあるようだ。

Live Nationが行なった国際的な調査によると、ライブに行く人の10人に一人は「セックスよりもライブの方が重要だと感じる」と回答したという。以前「音楽はドラッグやセックスと脳の同じ部分を刺激する」という研究をFNMNLでも紹介したが、ライブの快感は時にドラッグやセックスのそれにも勝ってしまうということだろうか。さらに、回答者の71%は「ライブを観ている時が最も生きている実感を得られる」と答えた。

調査は11ヶ国出身の22,500人を対象としたもので、18歳〜34歳のうち66%が「一年に少なくとも一度はコンサートやフェスに行く」と回答したそうだ。これだけ多くの人がライブを観に行く理由として、研究ではソーシャルメディアの結果としてもたらされる「感覚的貧困」を挙げている。調査結果には「彼らは今、QOLのために身体的な世界が重要だということに気づき、自らの人生を意志を持って考え直そうとしているのです」と記されている。

かつて「日常的にライブに行くと長生きできる」という研究結果も発表されていたが、やはり人間にとって生で音楽を聴くという経験は強い喜びとなるのだろう。この頃味気ない日々を送っているという人は、この機会にお気に入りのアーティストのライブに足を運んでみては?

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