Kanye Westと『Good Ass Job』を巡る15年の歴史

先日リリースが予告されたKanye WestとChance The Rapperによるコラボアルバム『Good Ass Job』。それと前後してアナウンスされたKanye自身のソロアルバム『Yandhi』も注目の的となっているが、古くからのKanyeファンにとっては『Good Ass Job』というタイトルに決まったことが特に話題となっている。そんな状況を受けて、DJBOOTHにてKanyeと『Good Ass Job』を巡る歴史を紹介した記事が公開されている。

元々、Kanye Westが4枚目のアルバムを『Good Ass Job』というタイトルにしようとしていたというのは有名な話である。『Good Ass Job』はデビューアルバム『Collage Dropout』から始まり『Late Registration』『Graduation』と続くシリーズのクライマックスとして作られる予定だった。大学を中退した後に再入学し、卒業、そして仕事に就くという流れがこの四枚で出来上がるはずだったのだ。2003年、『Collage Dropout』がリリースされる以前のMTVのインタビューにおいて、彼は既に『Collage Dropout』から『Good Ass Job』までの4枚の構想を口にしている。

しかし2008年、母親のDonda Westの死と当時の恋人Alexis Phiferとの破局が重なったことでもはや『Good Ass Job』という気分になれるはずも無かったKanyeは、オートチューンのかかったボーカルを多用したエポックメイキングなアルバム『808 & Heartbreak』を完成させた。今までの作風とは打って変わった内省的で繊細な世界観の同作はファンを多いに驚かせ、予告されていた『Good Ass Job』を望む者も多かったという。

その後も、かの有名なVMAでのTaylor Swiftとの騒動などを経つつ次回作の制作に取り組んでいたKanye。Big Seanが「Kanyeの次回作は『Good Ass Job』だ」と暴露した他、Billboardも次回は『Good Ass Job』がリリースされる予定だと報じたため、ファンは「次こそは『Good Ass Job』が聴ける」と考えた。しかし、2010年にKanye自身がTwitterにてその説を否定、その後言わずと知れた名盤である『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』が5枚目のアルバムとして発表された。

以降『Good Ass Job』を望む声は少なくなっていたが、先日、Chance The Rapperとの共作としてとうとう『Good Ass Job』のリリースが予告されたという訳である。10年以上の時を経て再びKanye本人からのアナウンスが為されたということで、古くからのファンは色めき立っている。

あまりに多くの紆余曲折の果てに作られた『Good Ass Job』は果たしてどのようなアルバムになるのだろうか?そして、本当に今度こそは『Good Ass Job』がリリースされるのだろうか?

RELATED

Kanye Westがホワイトハウスで異例の熱弁 | 改めてトランプ支持を表明し失望が広がる

先日より予告されていた通り、現地時間10/11(木)に行われたKanye Westとトランプ大統領のランチミーティング。世界的なニュースにまでなってしまったこの会談だが、中でもトランプ大統領を前に行われたKanyeの10分間に及ぶスピーチは大きな波乱を呼んでいる。

Chance The RapperがKanye Westとのコラボプロジェクト『Good Ass Job』について語る

先月、Kanye WestがChance The Rapperとのコラボプロジェクト『Good Ass Job』を作っていると明言して以降、ファンの期待は高まる一方で、詳しい情報などは未だ明らかにはなっていない。

Kanye Westがトランプ大統領をホワイトハウスに訪問か

TwitterやInstagramのアカウントを消去し、新作の制作モードへ集中していくとみられていたKanye Westだが、どうやらKanyeのお騒がせ行動は止むことはなさそうだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。