Nicki Minajの騒動を受けてA-Trakが売り上げや数字を重要視する風潮を批判

Nicjki Minajが、自身の最新アルバム『Queen』の売り上げがTravis Scottの『Astroworld』に敗れアルバムチャートの初登場1位を逃したことで、TwitterにてTravis ScottやSpotifyに対し怒りを向けた騒動は様々なアーティストからのリアクションが起こった。SmokepurppのようにNickiを諌める者やChance The rapperのように彼女を擁護する者がいる中、DJ/プロデューサーのA-Trakが、音楽を数字で判断する風潮を批判している。

A-Trakは自身のTwitterにて、「Nickiのツイートをバカにすることは簡単だ。でも、俺はアーティストが数字のことを気にする状況を心配している。俺の周りでもそういうことが起こっている。みんなが自分を他人と比較するけど、数字は重要視されすぎている。狂ったプレッシャーだし不健全だ。権威がゲームの一部となっているけど、俺はそんなものが重要視されて欲しくない。ゲームはゲームだ」と、作品の評価に売り上げやチャートの順位を加味することに警鐘を鳴らした。

続けて、「もう一つみんなが言ってるのは、シンプルにNickiのアルバムがそこまで良くなかったってことだ。Travisのアルバムはマジでヤバかった。二週間連続で1位でもおかしくはない。でも、どうしてNickiとTravisを比べる必要があるんだ?アーティストがその内面で経験したことを考えようぜ」と、『Astroworld』と『Queen』を比較せずそれぞれを別々に受け止めることを呼びかけるなど、あくまでアーティストとして冷静な立場を取り続けている。
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The other side of it is simply that Nicki's album is not very good. Travis's album is really fucking excellent. He deserves to be #1 for 2 weeks. I'm just on some "why do we need to compare Nicki to Travis". And let's think of what artists are experiencing from the inside.

— Pretty Reiki (@atrak) 2018年8月20日

これ以降のツイートでもA-Trakは音楽を売り上げで考えることをやめるようアドバイスを続けている。確かにヒップホップはアートだけでなくゲームという側面もあり、複数のアーティストを比較したり、争いが起こればその動向を追うのも楽しみ方の一つではある。しかし、音楽としてのみの面を考えるならば作品そのものよりもその売り上げの話題が先行するのは不健全かもしれない。NickiとTravisの騒動を受けて、どちらに肩入れすることもなく誰よりも冷静な視点を持ち続けたA-Trakの態度は誰よりもアーティスト然とした物だと言える。

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