Cardi Bをテーマにした社会学のカンファレンスが開催

黒人社会学者協会(Association of Black Sociologists)が毎年開催するカンファレンスイベントが今年はCardi Bをテーマにした。社会学的観点でCardi Bを見た社会学者達によるトークイベントと討論会である。

黒人社会学者協会(Association of Black Sociologists)によるカンファレンスイベントが米フィラデルフィア州にて3日間に渡り開催された。第49回目となる今年は、”The New Black Sociologists(新しい黒人社会学者)”が主題。なんとCardi Bをテーマにした講演会で幕開けした。

『Invasion of Privacy: The Sociology of Cardi B』という題目のイベントからスタート。社会学的観点で黒人女性ラッパーであるCardi Bについて論じられた。元はストリッパーであり、デビューアルバムを経て一躍大スターとなったCardi B。3人の講演者が近代の黒人アーティストや彼女について書かれた論文について解説しながら、社会階級、性別や人種、民族性などの社会問題について社会学を用いて討議した。Cardi Bの上昇志向、今は母親でもある彼女の母性、アフロラテン系のアイデンティティなど彼女自身についてのことや、彼女がこれまでしてきた選択について注目や批判をするメディアと聴衆についての講演だったようだ。

講演者の一人であったピッツバーグ大学の大学院生Candice C. Robinsonは「ストリッパーからスターまで上り詰め、なんでも率直に発言するアフロラテン系の彼女は、人種や性別、メディア、世間体政治について考察する際にとても参考になる」と登壇中に語った。

Robinsonは過去に、Cardi Bと社会学ついて書かれた別の記事でも「私は教える時たくさんのCardi Bの事例を使う。彼女は色んなコミュニティを超えて渡っているからね」と述べている。

もうひとりの講演者であったAaryn Greenは、「Cardi Bのような人物はアメリカの社会問題や人種問題に悩まされている若い女性のポジティブなお手本となる」と語る。「彼女のような人たちが、抑圧や弾圧を切り抜ける方法を教えてくれる」とのことであり、そして「落とし穴にハマらない黒人女性としての在り方を教えてくれた」と発言した。

現代の黒人アーティストをテーマとした学術研究が増えてきている。カルフォルニア大学ではFrank Oceanをテーマにした講義が開設された。他にもJay-ZとKanye Westについての講義があるミズーリ大学や、アームストロング州立大学ではOutcastについての講義など。Q-tipがニューヨークの音楽大学で講義を受け持ったり、ハーバード大学の学生がラップアルバムを初めて卒業論文として提出したニュースもあった。アーバンミュージックがどんどんと学術分野に進出している。

黒人社会学者協会(Association of Black Sociologists)のホームページはこちら。Cardi Bをテーマにした今年の講演会についてはこちら

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