奴隷制度についての発言は個人的な捉え方の問題であるとKanye Westが語る

今月頭にKanye Westがインタビューで「奴隷制は黒人が選択したものだ」と問題発言をし、物議を醸している。Kanyeは新たなインタビュー内で、今回の問題発言について「選択のようなものだと個人的に捉えただけであって、選択であったと断言しているわけではない」と訂正した。

『The New York Times』のインタビューに登場し、今回のアルバム『Ye』についてのことや、自分の意見を持つということについて語ったKanye West。批判を浴びた「奴隷制は黒人が選択したものだ」というTMZでの発言についても言及している。

「俺が言いたかったのは、何かが400年も続くというのは俺からすると、自ら選んだんじゃないかと思えてしまうということ。自ら選んだと言っているように聞こえる。俺にとってそう聞こえるだけで、実際に選択であったと言っているわけではない」とKanyeは述べる。

それに続けて「だから、鎖に繋がれているような奴隷制度そのものの話だけではなく、精神を閉じ込められてしまう話だったり400年の話だったり、あれやこれと話を行ったり来たりしてたんだ。ちゃんとあの動画を見てくれたらどういう思考回路だったか分かってもらえるはずだ」と、焦点を当てていたのは奴隷制度そのものについてだけはないと主張した。

インタビュアーが「はっきりさせるために聞きます。この国の奴隷制度は選択であったと思いますか?」と質問をするとKanyeは「そんな発言はしていない」と否定。ひとことで説明したり、発言を切り取って見出しにしても理解はできないという。

他にもインタビュー内では、近頃のKanyeのトランプ支持を表明する行動についても触れている。「すべての政策に賛成しているわけではない」と改めて語っているが、「自分が好きなものは好きであるということを恐れない」と発言している。「きちんと理解して政治的な意見をもつことは、ちゃんと正装するようなものだ。子供とは違う」と、自由な思考を持ち自分で判断することを重要視しているようだ。

自由な思考をキーワードにし、思ったことをすぐに発言してしまうKanyeは話題がつきない。他のアーティストから今後も批判を浴びることや、Kanyeファンがどんどん離れていくことが心配される。作品が好きでもアーティストの行動や発言に納得行かない場合、ファンは作品とアーティストを切り離して楽しむべきなのだろうか。

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