Chief Keefがマンブルラップの発明者だと主張する

現在アトランタのT.I.とGucci Maneという両ベテランアーティストが、どちらがトラップミュージックを発明したかで、熾烈な争いを繰り広げている。

歴史が長いトラップミュージックの発明者は、2人の他にも候補者がたくさんいる状況であり、明確に決めるのは難しいと言わざるを得ない。

ではマンブルラップは誰が発明したものと言えるのだろうか、Chief Keefが発明者に名乗りを上げている。

マンブルラップとは、Lil Uzi VertやLil Yachty、Lil Pumpなどの新世代のラッパーたちからFutureなども使用するラップのスタイルであり、言葉をもごもごと発音することからこの名前がついている。

蔑称的にも使われるマンブルラップという言葉だが、Lil Uzi VertやPlayboi Cartiは臆することなく自身を「マンブルラッパー」だと自称しており、そうしたスタイルを自覚的に取り入れているのがわかる。逆にマンブルラップという呼称を嫌うラッパーとしては、XXLが指摘しているようにTrippie Reddがいる。

今回Chief KeefはTwitterで、ファンに向けて「おれがマンブルラップを作ったことを愛してくれる?」と呼びかけ、自身がマンブルラップの発明者だと主張している。

確かにChief Keefのモゴモゴとしたスタイルは当時革新的であり、彼に続くラッパーたちもChief Keefに大きな影響を受けているとはよく語っている。しかしマンブルラップの発明者の議論も実は錯綜としており、古くはBone Thugz-n-Harmony、Three 6 Mafia、Ol' Dirty Bastardなどを発明者にあげる向きもあれば、ベテランのBlack Thoughtのように自身をマンブルラップのオリジネイターだと自ら主張しているアーティストもいる。

衝撃的なティーンラッパーとして登場したChief Keefが、後から出てきたラッパーたちに大きな影響を与えたのはもちろん否めないが、発明者と確定して言い切れるかはまた別問題だろう。

トラップと同じく、この議論も長引きそうだ。

RELATED

Chief Keefが現在のシーンに与えたインパクトを解説する動画が公開

デビュー以来現在のラップシーンに多大な影響を与え続けているシカゴのラッパーChief Keefを特集したビデオがGeniusにて公開された。

Chief Keefがホログラムでツアーを行う予定

Chief Keefといえば、アメリカ・シカゴを代表するラッパーの1人であり、これまで数々の警察沙汰を起こしてきたことは周知の事実であろう。そして、彼はその自身が起こした数々の警察沙汰のせいで、世界中の色々な街から出禁を食らっている。

6ix9ineがシカゴでホームレスになどに食料を支給しChief Keefなどを挑発

6ix9ineは、Chief Keefとその従兄弟のTadoeとのビーフをきっかけに、現在シカゴの多くのラッパーたちを敵に回してしまっている。そんな彼がいわばアウェーであるシカゴに乗り込んできた。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。