Gucci Maneがトラップミュージックの発明者は自分だと主張する

今週4/13(金)には、MigosとLil Yachtyとのコラボアルバム『Glacier Boyz』をリリース予定のGucci Maneが、先週金曜日にInstagramにある投稿を行っている。

#FBF The Day I Invented Trap Music #Guwop aka #TheEvilGenius #1017Ceo

Gucci Maneさん(@laflare1017)がシェアした投稿 -

Gucciは自身のデビューアルバム『Trap House』がリリースされた2005年頃のものとみられる写真をアップし、キャプションで「おれがトラップミュージックを発明した日」と説明している。

トラップという言葉を誰が初めてヒップホップシーンで使用したかは議論になっていて、Gucciより前に2003年にアルバム『Trap Muzik』をリリースしているT.Iも自身がトラップの発明者だと主張している。T.Iは昨年のインタビューで「次のアルバムでおれはトラップをやるよ、なぜならみんなおれがトラップを発明したということを、本当に知らないからだ」と主張しこのように続けている。

「おれ以前にトラップミュージックは存在しなかった、少しも存在しなかった。Outkastがいなければクランクがなかったのと同じことだ」

T.Iの主張とGucci Maneの主張がどちらが正しいかを判定するのはかなり難しいだろう。ただ単にタイトルやリリックにTrapという言葉を入れていたら、それがトラップミュージックなのかといわれるとそれだけではなく、音楽的な形式としての現在のトラップに近いサウンドを取り入れたことも、1つの基準になりうるし、またドラッグディーラーとしての生活を綴るリリックが入っているかどうかを判断基準にできるだろう。このようにトラップという言葉には多くの意味が含まれており、どちらが早かったかを決するのは難しいが、両者ともにトラップ勃興期の重要アーティストであったということは言える。

ただサウンド的な系譜でいうとT.IよりもGucci Maneの方が現在のトラップミュージックの流れを作っているのは間違いない。それはGucci自身が多くのビートメイカーを発掘し、自身のサウンドをブラッシュアップしていき、そのビートメイカーたちがアトランタのトラップシーンの中心にいるからだ。

RELATED

Gucci Maneが「俺は成長し続けている」と述べ、他人の失敗や不幸を願う人々について語る

今年はT.I.とのトラップの起源を巡る論争が話題となったが、2016年に刑務所から釈放されて以来精力的に活動を続け、またSNSでもポジティブなバイブスを発信し続けているGucci Mane。そんな彼が、他人が失敗することを望んでいる人々についての持論を述べている。

T.Iが『Trap Muzik』がリアルなドラッグディーラーを描いた先駆けの作品だったと語る

T.I.といえば以前Gucci Maneとどちらがトラップを発明したのかという論争を繰り広げたことは記憶に新しい。 この議論は最終的に結論が出ることはなかったが、いずれにせよT.I.が今から15年前に発表したアルバム『Trap Muzik』が今のシーンに大きな影響を与えたことは言うまでもない。...

Gucci Maneがアルバムの制作方法の変化を語る

現在最新アルバム『Evil Genius』を製作中だというGucci Maneが、Lil Pumpとのコラボレーション曲”Kept Back”を公開した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。