Nasがラッパーたちに世代間での争いはやめ団結するよう呼びかける

最近ではLil Xanが2Pacについて「退屈」とコメントをしたことをきっかけに、多くの批判を浴び、良くない形での注目を集めてしまった。

これについてT.Iは、「若い世代のラッパーはリスペクトを得たい、彼らは旧世代から批判されることでリスペクトを得れると感じている」とコメントしており、若年層のラッパーと旧世代の諍いは必然的に起こってしまうという立場をとっていたが、Nasはまた別のようだ。

先週リリースされたDJ EscoのアルバムでFutureと共に"Walk Thru"に参加していたNasは、Instagramに楽曲のプロモーションと共にこんな投稿を行っている。

Nasは現在のヒップホップシーンについて「とても大きなものである」と言及し、それぞれのアーティストが自身のやりたいことをやれるようになっていると語り、しかしヒップホップシーンでは新人が旧世代について噛み付いたり、それに対しベテランが新人を怒ったりする問題が多い指摘する。Nasは「MigosやFutureがヒップホップで、Nasはそうじゃない」という一例を出したあとに、白人のロックアーティストの例としてベテランのNeil DiamondとJack Whiteが一緒にライブをすることがクールだと語る。その理由は白人のアーティストは各々自由に活動しており、お互いを賞賛しあうことで、お互いを高めているとNasは言う。

そしてそれがヒップホップシーンにたりていないと指摘し、「なぜ黒人アーティストはそれをクールにできないのか?俺たちはみんな同じアーティストだ、一緒に進んでいこう。おれと一緒に歩こう、そして通り抜けていけ」とNasはヒップホップシーンのアーティストたちの団結を呼び掛けた。

Nas自身は2006年には"Hiphop Is Dead"という楽曲を出しており、ヒップホップシーンに対しての不満を述べていたが、時代は移り変わりNasはシーン全体にポジティブなメッセージを送っている。このようなNasの立場が果たして血気盛んな若手ラッパーに理解されるのかはわからないが、ベテランによる貴重な意見であることは間違いないだろう。

RELATED

ブロンクスにオープンするヒップホップ・ミュージアムの開館日が2023年に決定

以前2022年にNYのブロンクスにヒップホップ・ミュージアムが2022年に建設されると伝えたが、正式なオープン日が2023年になると発表された。

ラップ人気が高まるロシアのプーチン大統領が「ラップを政府の管理下におくべき」と発言

ヒップホップやラップミュージックは、その国の若者の文化に大きく影響をもたらす。中には暴力・ドラッグといった悪い影響ももたらすと懸念されており、国が何らかの規制をもうけるケースが少なくない。

写真でヒップホップの歴史を辿る書籍『コンタクト・ハイ 写真でたどるヒップホップ史』が刊行

12/21(金)に書籍『コンタクト・ハイ 写真でたどるヒップホップ史』が刊行となる。この本はタイトル通り、誕生から45周年を迎えたヒップホップの歴史を作ってきた写真に焦点を当て、決定的な一枚とアウトテイクを掲載しているもの。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。