Eminemが大ヒットアルバム『Mashall Mathers LP』など楽曲ロイヤリティの一部を販売へ

自身のキャリアで1億7200万枚もアルバムを売り上げ、2000年以降最も成功したアーティストの一人であるEminem。彼は曲を購入する新たな方法として投資を音楽業界に取り入れようとしている

Royality Flow Inc.は、Eminemが1990年から2013年の間にリリースした作品において、その権利の一部を売ることを発表した。またその株の最小単位は$2250としており中にはダイヤモンド認定されたアルバムの『Marshall Mathers LP』『The Eminem Show』も含まれるようだ。またEminemの元プロデューサーであったFBT Productionsは10月に出すであろう新曲の将来の権利をオークションにかける予定だと話している

このような形でロイヤリティ取引をした例は以前にも存在しており、Wiz Khalifaの『See You Again』、Chris Brownの『Drunk Texting』、Ariana Grande, Lil Wayneの『Let Me Love You』などだ。

今回発表した事例はより規模を拡大した形となり多くのポテンシャルを秘めているだろう。今後ストリーミングサービスが進行するにつれ無形資産により注目度が高まるだろう。

「Eminemの曲の権利を持っている」と自慢できる権利ほど羨ましいものはないだろう。

RELATED

EminemをフリースタイルなどでディスするムーブメントがTikTokで流行|Lil Nas Xが苦言を呈する

セレブたちの問題行動や問題発言を取り上げ、その人物をボイコットする「キャンセルカルチャー」は、力を持つセレブや企業に対する抑止力として働くと同時に、小さな事柄がその人物の進退にまで影響を与えること、そして本質的かつ効果的でない方向に過激化していることが問題視されている。今回、Eminemが若いネットユーザーからキャンセルの標的とされていることが大きな話題を呼んでいる。

Kanye WestがかつてEminemのドラムキットを盗もうとしたことを明かす

2000年代初期から中期にかけて、ラッパーとしてだけでなくプロデューサーとしても高い評価を受け注目されていたEminem。同じ時期に新進気鋭のプロデューサーとしてキャリアをスタートしたKanye Westが、そんな彼とのエピソードを語っている2004年のインタビュー記事が話題となっている。

Lil WayneとEminemが過去に同じ韻を踏んでいないかチェックするために自身のリリックをググると明かす

それぞれ全く違うスタイルながら、共に長くラップシーンの頂点に立ち続けているLil WayneとEminem。共に高度なライミングを得意とし数多くの楽曲を発表している彼らが、新曲のリリックを書く際の苦労について語っている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。