SoundCloudが約半数の従業員を解雇 | ロンドンとサンフランシスコのオフィスも閉鎖へ

たびたび経営危機がささやかれる、ストリーミング・プラットフォームSoundCloudが、大規模な人員削減を行うとblogで発表した。

blogの投稿でCEOのAlex Ljungは、全体の40%に当たる従業員を解雇し、ロンドンとサンフランシスコのオフィスも閉鎖。今後はベルリンとNYのオフィスに残ったスタッフを集約させると発表した。

「過去12ヶ月で総収益は2倍以上にはなったが、『長期間をかけての自立した成功』を確実なものにするため必要だった」と今回の大量解雇について述べ、広告やサブスクリプションサービスの収入は伸びていると、Ljungは強調している。

SoundCloudは3月にも経営危機を迎えたが、その際は投資会社からの資金調達に成功し危機を乗り切っている。

 

RELATED

SoundCloudがファンのサポートが直接アーティストの収益に反映される「Fan-Powered Royalties」システムを導入

インデペンデントなアーティストにとっての大きな課題は、自身の音源からいかにして収益を得るかという点だろう。もちろん現在は様々なサービスにより以前と比べ音源の収益化は容易となっているが、依然としてアーティストに還元される金額の割合が少ないのもまた事実。そんな中、SoundCloudが新たな収益モデル...

Smokepurppが「史上最高のSoundCloudラップ5曲」を選ぶ動画が公開

Lil Pumpと共にSoundCloudラップを牽引してきたことで知られ、先日ニューアルバム『Deadstar 2』をリリースしたSmokepurpp。そんな彼が、「史上最高のSoundCLoudラップ5曲」を選びコメントと共に紹介する動画がComplexから公開された。

SoundCloudが利用規約の変更を予告|新たに15曲以上のアップロードには課金が必要に

気軽に音源をアップロード出来る便利さから多くのアーティストに親しまれるSoundCloud。これまで資金不足や閉鎖の噂、またアップデートに伴う改悪などで物議を醸してきた同サービスが、一般ユーザーにとって重要な変更に踏み切るようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。