ガーディアン・ガーデンにて藤岡亜弥写真展 『アヤ子、形而上学的研究』が開催

CULTURE  2017.04.16  FNMNL編集部

2017/5/9(火)~26(金)にわたり、東京・銀座にあるギャラリーガーディアン・ガーデンにて、藤岡亜弥の写真展 『アヤ子、形而上学的研究』が開催される。会期中の5/18(木)には、社会学者の上野千鶴子とのトークイベントも予定。

ガーディアン・ガーデンの公募展入選者の中から、各界で活躍する作家のその後の活動を伝える展覧会「The Second Stage at GG」。その44回目として開催されるのが、この藤岡亜弥写真展『アヤ子、形而上学的研究』だ。

藤岡亜弥
Life Studies(ニューヨーク)

藤岡亜弥は、1972年広島県生まれ。1996年に自らの日常を写した「なみだ壺」で写真[人間の街]プロジェクトに参加し、2005年に移民としてブラジルに渡った祖母にまつわる作品で、第24回写真『ひとつぼ展』に入選。その後、写真家としてコンスタントに作品を発表し、2010年には日本写真協会賞新人賞、2016年には第41回伊奈信男賞を受賞している。

藤岡亜弥
川はゆく(広島)

今回の写真展では、上京時の日々の暮らしを写した「アヤ子江古田気分」のほか、サンパウロで祖母の軌跡を追う「離愁」、東欧のタリンやブダペストを旅した「さよならを教えて」、故郷の呉での日々「私は眠らない」、4 年過ごしたニューヨーク生活で生まれた「Life Studies」などから、作品を新たな視点でセレクションし、再構成して展示する。

藤岡
さよならを教えて(ブダペスト)
藤岡
私は眠らない(呉)

本展で展示する作品いずれも、各国を放浪する旅の途中で出会った人々やその土地での生活の一場面、そして自身の家族、花、手、子どもといった被写体を、静かにかつ印象的に捉えたものばかり。フィクションなのかノンフィクションなのか定かではなく、既視感を覚える風景に違和感が共存し、視点はまるでそこにいないかのように自由に漂う。日々変化する目の前の現実と向き合い、写真を撮り続けるという問いに対する普遍的な答えが、場所や時間を越えて浮かび上がってくるかのようなセレクトになっている。(Yuuki Yamane)

私は夜のサファリを歩いている。辺りは真っ暗で、何も見えない。私はカメラを取り出し、暗闇にむかってやみくもにシャッターを切る。同時にフラッシュが 光り、あたりが照らされ私は前に進む。あとで写真をめくってみると、そこにキリンやゾウが浮かび上がっている。そのとき初めて私は自分を取り巻いていた状況を知り、見えていなかった世界について知る。写真を撮ることでしか見えてこないもの、その不確かな出会いの体験が、いつのまにか私の人生そのものになっている。

藤岡亜弥

INFO:

■藤岡亜弥写真展 「アヤ子、形而上学的研究」

会期:2017/5/9(火)~26(金)

時間:11:00~19 :00

休館日:日曜休館

料金:入場無料

■オープニングパーティー
日時:5/9(火) 19:00~20:30

■トークイベント「とりかえしのつかないものたち」上野千鶴子(社会学者)×藤岡亜弥
日時:5/18(木) 19:10~20:40
参加無料・要予約
予約詳細:http://rcc.recruit.co.jp/gg/?p=28089

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