モリッシーが公民権運動家ジェイムズ・ボールドウィンの顔写真を使用したTシャツを販売。レイシストと批判を浴びる

The Smithsの元ボーカリストのモリッシーが自身のウェブショップでリリースする予定のTシャツが批判を浴びている。

モリッシー

モリッシーは以前からボールドウィンのファンであることを自叙伝などで公言しており、今回のTシャツはボールドウィンの写真の周囲を自身のバンドThe Smithsの曲"Unloveable"の歌詞で囲んだものだ。

その歌詞は"I wear black on the outside because black is how I feel on the inside”というもので、「黒い服を着る、内面でも黒いものを感じるから」という意味だ。

この曲では黒はネガティブなものの象徴として使用されており、さらにこの曲の歌詞は“I know I’m unlovable, you don’t need to tell me.”(僕は愛されないと知ってる、だから言わなくていいよ)で始まっている。

モリッシー自身の意図は表明されていないが、それとは関係なくTwitterなどではモリッシーをレイシストと批判する声が高まっている。

モリッシーは以前にも中国人のことを「動物虐待をする劣等人種」と言い、批判を受けたことがある。

RELATED

セクシストやレイシストたちに攻撃されるレスリー・ジョーンズのためにQuestloveたちが立ち上がる

インターネット上で女性差別的、人種差別的な攻撃にさらされているレスリー・ジョーンズのために、ハリウッドのスターやミュージシャンたちが立ち上がった。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。