SupremeのディレクターAngelo Barqueがブランドを去る

再び絶頂期を迎えているストリートブランドのトップSupremeに、大きな変化が訪れようとしている。10年間Supremeで働き、ブランドディレクターとして活躍してきたAngelo Barqueがブランドを去ると宣言した。

Barqueは今後もコンサルタントとしてSupremeには関わるが、自身のエージェンシーBaque Creativeをメインに運営していくという。

Supremeに勤務し始めた2006年はブランドは今のような人気はなく、Barqueは写真のバックグラウンドを生かして「ブランドに新しいビジュアルの視点を与えられると感じていた」とWWDの取材に回答している。

しかし実際の商品などは特に大きな変更はしておらず、それは常に「Supremeのミューズがスケーターだったから」と軸の部分は変わっていないことを強調した。

ただ先日のルイ・ヴィトンとのコラボなど、Supremeを知る人の幅が変わったことをBarqueは強調した。

高騰するアイテムの価格についても「Supremeは、自分のブランドに恥になるようなアイテムがないことを知っている。なぜなら製品にどれも妥協がないから。そしてそれを多くのファンは知ってるから、ブランドがこんなに長く続いている」と不当な価格はつけていないと語っている。

今後Barqueは自身のエージェンシーでNikeやConverseなどのクライアントと連携しつつ、自身のブランドAwake New Yorkをより展開していくという。Supremeの後任ディレクターはまだ決まっていない。

 

 

RELATED

Stone IslandとSupremeの2023-24年秋冬コラボコレクション

これまでもコラボレーションを重ねてきたStone IslandとSupremeが2023-24年秋冬の最新コレクションを発表した。

BirkenstockのCEOがSupremeとのコラボを断った理由を明かす

ストリートウェアブランドのトップを走るSupremeは、これまでVansやNikeの様なスニーカー小売業者からLouis VuittonやJean Paul Gaulthierといった高級ブランドまで数多くの有名ブランドとコラボしている。そんな中、昨年8月にシューズブランドであるBirkenstockがSupremeとのコラボの辞退を発表したことが話題となったが、今回、BirkenstockのCEOがその一件の詳細な理由について語った。

Supreme初の女性スケーターBeatrice DomondのインタビューがSSENSEに掲載

日本でも公開されていた映画『スケートキッチン』などで女性スケーターに注目が集まる中、Supremeに初の女性スケーターとして契約したBeatrice DomondのインタビューがSSENSEに掲載されている。

MOST POPULAR

NYのSupremeファンを恐怖に陥れるThe Apeとは?!

NYではSupremeはご用心

NYのスケーターの間でSupreme離れが進んでるとの報道。ルイ・ヴィトンとのコラボが影響か

Supremeとルイ・ヴィトンとのコラボの影響はポジティブな面でも、ネガティブなでも、その影響は大きそうだ。ポジティブな面で言うとこのストリートファッションシーンの巨人が、前人未到の地位にいることを再確認させてくれた。コラボ直後にはルイ・ヴィトンを手がける世界最大のファッション企業体LVMHグループがSupremeを買収するという噂話も、まことしやかに流された。

Thrasherの編集長がスケーターアイテムを着るセレブを批判

Thrasherは1981年に創刊されたスケート雑誌の象徴といえる存在だ。現在ファッション業界でThrasherのロゴが入ったTシャツやパーカーなどのアイテムが、トレンドになっている。