Cherry Brown スペシャルフォト&インタビュー | Throw Back

FEATURED  2017.01.31  FNMNL編集部

Cherry Brownは稀有なラッパーでありビートメーカーだ。彼は日本で知る限りもっとも早くミックステープという形式でリリースを行い、当時環境が整備されていたとは言えなかったインターネット上を中心に名前を広げていった。同時にサウスのスタイルをビートメーカーLil'諭吉 (現在はLil'Yukichi表記がメイン)としてトラックだけではなく、歌詞の世界観も取り入れ、しかも自分だけのトピックを融合させて表現したのも、Cherry Brownが初めてだったのではないだろうか。しかも彼はそれを自然にサラっと肩肘張らずに続けてきた。

そのCherry Brownが昨年3年ぶりとなる2ndアルバム『Throw Back』を自身のレーベルからリリースした。このアルバムは、彼の名前が広まるきっかけとなったミックステープシリーズ『Supa Hypa Ultra Fres$shhh』のような、シンプルでユーモアあふれるパーティーチューンを中心にした、まさに原点回帰ともいえるような内容だった。そこには1stアルバムリリース後の葛藤や、音楽に対する心境の変化が影響している。

今回Cherry Brownの原点に立ち返るインタビュー&スペシャルフォトシュートを敢行、彼のルーツを振り返りつつ、現在の心境を聞いた。

スタイリング : Akeem the Dream 写真 : 横山純 取材・構成 : 和田哲郎 取材協力 : まんだらけ 中野店

- My Spaceとかもそうだと思うんですけど、CherryさんはSNSとの親和性は高くて、Twitterも初期はがっつりやってたじゃないですか?

Cherry Brown - 最初はひどかったですね(笑) Twitterってもう5~6年くらいやってるんですかね、最初の方はそれなりに面白い人がたくさんいて、それこそいなくなっちゃったけど田中(@konyagatanaka)もそうですしそれを見たりするのが楽しくて四六時中やってたんですけど。年が経つにつれて、そういう人もいなくなっちゃって、あんまなんかなーって感じになっちゃいましたね。全然見るんですけど、昔ほどは興味がなくなっちゃいましたね。インターネット自体はやってるんですけど、SNSっぽいところからはあんまり。ちょうどいま引っ越したばかりでネットができないっていうのもあるんですけど。

- SNSはいろいろあったと思うんですけど、Cherryさんはどの時代が一番面白かったですか?TwitterやMy Space、mixiもあったと思うんですけど。

Cherry Brown - それでいったらmixiじゃないですかね。近い人と繋がってて、文とか書くの結構好きなんで、結構日記に力入れたりとか。最初のミックステープは昔あったアップローダーのzshareにアップして日記だけで公開して。あんまり広まらなかったですね(笑)

Cherry Brown

- ミックステープという形式でアップしようと思ったきっかけはなんだったんですか?

Cherry Brown - Datpiffとかを当時からチェックしてたんで、こういうやり方あるんだと思ってやった感じですね。最初のミックステープ『Supa Hypa Ultra Fres$shhh』( 2008/10/31 Release)は、前グループを組んでたTrill Grillzのアルバムが出る前だったので、それの宣伝も兼ねてて。でも知り合い周りしか拡散できなかったんですけど。

Cherry Brown

- 最初の3枚のミックステープ『Supa Hypa Ultra Fres$shhh』から『Supa Hypa Ultra Fres$shhh 3』は作りためてたものを出したものだったんですか?

Cherry Brown - 最初の1枚は作りためてたものと、その時に作ったものって感じだったんですけど、あとの2枚は一気に作ったものって感じでしたね。曲をためてられないんですよね。すぐに出したくなっちゃう。録音できる環境になったのが高校三年生で、バイトして貯めた金でMTR買ったんですよね。やりたい音楽の形は明確で、お父さんがウェッサイのギャングスタラップを聴いてて、自分から進んで聴きだしたのは、Ludacrisのセカンドが出てBone CrusherとかT.Iが出てきた辺りで、かっこいいって感じでサウスってあるんだと思ってハマった感じですね。

- サウスの魅力はどこらへんだったんですか?

Cherry Brown - かっこいいっていうのもありますし、ちょっとふざけた、バカな感じがあるじゃないですか。それがなんか面白いなと思ったんですよね。田舎者でっていうのが、すごい良いなと思って。

- Cherryさんの新しいアルバムの骨折の曲とかも、かっこいいけど笑えるじゃないですか。そういう影響が出てるんですかね?

Cherry Brown - そうですね、自然にそういうのが出ちゃってるんですよね、面白いのが好きなんで。めっちゃどマイナーな人なんですけど、ルイジアナ州、バトンルージュのBeelowってやつがいて、そいつはラップしている時に、「やべえ、違う曲の歌詞歌っちゃった」って言ってから、またラップし直したりとかアホですね。それこそJuicy Jもアホじゃないですか。

 

- 日本だとアホみたいだけどかっこいいって概念が理解されづらいじゃないですか、ただ色物扱いされちゃったりとか。あとスラングとかもそうですよね、Swagとかもかっこいいとヤバいって意味だと思うんですけど。

Cherry Brown - ありますよね、中々伝わらなかったり、変に伝わったりしてますよね。

Cherry Brown

- そこをうまく翻訳して、日本でやってるのがCherryさんだと思うんですよね。"I'm 沢尻エリカ"とかもそうだし。

Cherry Brown - そうですね、特に意識はしてないんですけど。"I'm 沢尻エリカ"はまさにそういう曲ですよね。

 

- でもそこにさらにアニメだったりゲームだったりという要素が自然に組み合わさってCherryさんになってるじゃないですか、子供のときはどういう感じの子供だったんですか?

Cherry Brown - 結構うるさい子供だったと思いますね、いたずらしたりとかちょっかい出したりとか。小学校、中学校とかはそんな感じだったんですけど、高校生から通学のときに音楽聴けるじゃないですか。それで教室にいるときとかも、ずっと音楽を聴くようになっちゃったんですよね。入学当初からずっと周りとはあまり関わらないで。友達もできたんですけど、高校から静かになりましたね。小中とかずっと同じメンバーだったんで、高校で環境が変わったりしてっていうのもあったりしたんですかね。

- その時はどういう音楽を聴いてたんですか?

Cherry Brown - 僕の中で日本語ラップが全盛期だったので、餓鬼レンジャーとか、あと洋楽ヒップホップもThe Sourceの年間コンピレーションとかが出てたので、それも買ったんですよね。そこから当時のメインストリームのやつも聴くようになって。それでずっと家ではMTV見てて、ずっと音楽でしたね、あの時は。ふふふ(笑)

- ラップはいつからやってたんですか?

Cherry Brown - 中3からリリックは書いてて、当時は録音環境がなかったんで、ひたすらリリックを書いてたんですけど。親父が色々な音楽再生機器を持ってて、なんとか考えてこれで録音できないかなと思って、すごい音は悪いんですけどテーププレーヤーとコンポをつなげて録音できることに気づいて。それで録音した曲を同級生の友達に聞かせたりしてましたね。その時はパーティーしようぜみたいな曲を歌ってました。当時アトランタのスナップダンスとかがあったんで、自分の踊りを考えてそれを曲にしてみたりとか。

Cherry Brown

Cherry Brown - でもそれこそ中3で書き始めたときは、変な社会派的なことを書いてたんですよね。そのあとはめちゃくちゃ色んな人をディスしまくってたんですよ。半端じゃないほどディスしてましたね。当時の日本のラップがメインストリームとかメジャー的なものを嫌う傾向にあったので、それに悪い影響を受けて、一緒にディスるって感じだったですかね。それはなんか違うなって感じで長くは続かなかったんですけど。高校になったらパーティーとかの曲を歌うようになったんですけど、クラブも行ったことなくて、ほんと想像だけで書いてました。高校でもクラスにラジカセとか持って行って、お昼に友達みんなで曲を聴くとかはありましたね。

- その後高校を卒業して、ミックステープをリリースするわけですけど、周りの人以外のリアクションってありましたか?

Cherry Brown - いや、なかったんじゃないですかね、それこそmixiの日記のコメント欄くらいで。

- 当時のインターネットってTwitterもないしお気に入りにどれだけされてるかとかわからないじゃないですか、リアクションとかが増えてきたのはどこらへんくらいからですか?

Cherry Brown - それは2枚目の『Supa Hypa Ultra Fres$shhh 2』だったですかね、微熱王子さんがblogに取り上げてくれたんですよ1枚目と2枚目を。そこから結構広まったんですよね。色んな人に聞かれるようになったっぽくて。

- 当時は個人blogが強かったですもんね。Lil Priさんのblogとか。

Cherry Brown - そうです、Lil Priさんのblogにも載っけてもらったりしてて。あのときは楽しかったですね。

- 当時はエレクトロとかも流行ってて、手探りな感じで面白かったですよね。その当時はCherry BrownとLil'諭吉は別人っていう設定でしたよね。

Cherry Brown - そうですね、最初にビートを提供したのがGhetto IncのRicheeさんで、そこからインターネット経由で話をいただくようになったりとか、SeedaさんとOKIさんのSaibaimanのリミックスで受賞したりとか、SD Junkstaのリミックスとかもやったんでそれも大きかったんじゃないですかね。

- 名義を分けようと思ったのはなんでなんですか?

Cherry Brown - 単純に面白いだろうなって、それだけの理由だと思うんですよね。最初はアメリカに住んでる従兄弟って設定だったんですよ。それがめんどくさくなってただLil'諭吉ってやつがいるってことになったんですよね。(キャラ設定とかが好きになったのは)mixiとかが大きいかもしれないですね。mixiではみんな変な名前にしてプロフィールもそれに合わせてやってたじゃないですか。mixiと同時期くらいにモバゲーってあったじゃないですか、それもめちゃくちゃやってたんで、そう考えるとSNSが大きかったのかもしれないですね。

Cherry Brown

- ミックステープを出して、おれ結構やっていけるんじゃないかなって考えたりしましたか?

Cherry Brown - 多分考えてなかったんじゃないですかね、本当にただ楽しくてやってただけだと思うんですよね。ははは(笑)なんも考えてなかったというより、考えが甘かったんですよね。あとは色んな人の話を聞いておけば良かったなって。「無料で出すんじゃなくて売れよ」ってすごい色んな人に言われてたんですけど。フリーで出すのが楽しかったし、普通に出しても買ってくれる人がいないんじゃないかなって思ってたんですよね。

- あのミックステープは今でも聴いても、面白いし、すごい作りも凝ってるじゃないですか。

Cherry Brown - ははは、ありがとうございます。それこそ向こうのミックステープとかを聴いて、すごい落とし込んでるところはありますね。DJのタグを入れたりとか。プロデューサーのタグもなかったじゃないですか。Yung Jocの"It's Goin Down"って曲あるじゃないですか、イントロの「This a Nitti Beat」ってのを聴いて、こんなのあるんだ、おれもやろうみたいな感じでしたね。当時はひたすら色んなミックステープを聴いてましたね。

 

- アイドルやアニメ、ゲームなどもCherryさんに欠かせない要素じゃないですか。

Cherry Brown - 周期があるんですよね、アニメにハマる時期とか、アイドルにハマった時期はアニメはほぼ見てないとか。音楽もそういう周期があるっぽくて、ずっとThree 6 Mafia周辺を聴いてる時期とかがあるんですよね。

Cherry Brown

- 前にビート作りの話になったときに、そんな特別な環境じゃないって話をしてて、でもすごい鳴ってると思うんですよね。

Cherry Brown - なんなんですかね、秘訣は低音を出す、すごい単純なんですけど(笑) 前tofubeatsが自分の曲を聞いてくれたみたいで、低音鳴らないイヤフォンで聞いても、鳴ってるってつぶやいてて、そうなんだみたいな。自分でもそこらへんがよくわからないんですよね。

- 作り方でこうやった方がいいっていうのはあるんですかね?

Cherry Brown - 808のボーンって音は、アメリカのやつはみんなやってると思うんですけど、ギターのエフェクターのひずませるやつとかをかませて、そうするとボワーンって鳴ったりしますね。それくらいなんですけどね。最近不安なのは引っ越して、環境が変わったんで、前みたいに出せなくなるので、そこは不安はありますね。

- 一番研究したビートメーカーって誰ですか?

Cherry Brown - SouthsideとかMetro Boominですかね。あとはひたすら好きな曲を聴いたり、耳コピですかね。全く同じように作るって方法があって、それはすごい研究になるっすね。すごいめんどくさい作業なんですけど、トレーニング的な。

- 結構大変ですよね。

Cherry Brown - めっちゃくちゃ大変です、時間もかかりますし。ハイハットどうなってんだよみたいな。ビートメイキングムービーもみて、使ってるシンセとかもわかったりするんで。それも大きいですね。自分は他の楽器はできないんですけど、なんとなくわかるんですよね。絶対音感とかじゃないと思うんですけど。学生のときも音楽の授業は全然ダメでしたね。

 

- あと個人的にCherryさんのDJで全然知らなかった韓国のR&Bとかを知れたりして、すごい幅が広いなと思ったんですけど、音楽の聴き方はどういう感じなんですか?

Cherry Brown - それこそYoutubeだったり、SoundCloudだったり、Instaで誰かがあげてるのだったり、みんなと同じだと思いますけどね。昔はサウスのblogとかを毎日チェックしてたりしたんですけど、最近はほぼチェックしてなくて。ジャンルは限らずなんですけど、今は周期的にラップばっかりですね。Kodie Shaneとか、Beatkingとか。

- Beatkingはバカでいいですよね。

Cherry Brown - あいつ最高ですよね、Gangsta Strip Musicって言ってて。地元テキサスのストリップクラブにはBeatkingの名前がついたチキンとかがあるんですよね。地元では大スターなんでしょうね。

- 他のインタビューで1stアルバムを出したあとに、スランプになってたと話してたんですが、その時は音楽も聴いてなかったんですか?

Cherry Brown - いや聴いてはいたんですけど、どっちかっていうと作る方が、もういいやってなってた時期だと思いますね。それは数年単位で続いてましたね。。すごいネガティブな人なんで、精神的に元気になってきて、ポジティブに考えようってなったのはここ最近なんですよね。

Cherry Brown

- ポジティブに考えようと思ったきっかけはあったんですか?

Cherry Brown - ずっとやる気も何もなくて、すごい下がってた時は、ひたすらネガティブなことばっかり考えてたんですよ。そうなっていくとどんどん病んでって、病んでって、ずっと下に行く感じだったんで、逆に考えたらいいんじゃないかなって行き着いたんじゃないですかね。そうですね、そこで変わったと思いますしね。やっぱりアルバムを出して、自分が思ったような感じにならなくて、生活スタイルもあまり変わらなかったりして、それで落ちちゃってたんですけど、今はそんなたくさんの人に聴かれなくても出してみようって思いがあって。

ちょっと前にYungGucciManeと一緒に話した時があって、彼は絵とか好きじゃないですか。それでマティスとピカソの話をされたんですよ。新しいことをやってたんだけど、生きてる間は全然認められなかったっていう。YungGucciManeは「何かを出すことに意味があるんだよね、たとえ聴かれなくても周りの似たような奴が人気になったとしても出してくことが大切なんじゃない」みたいなことを言われて、確かにそれはあるな、なるほどなと思いましたね。

Cherry Brown

- それでこの間出したアルバムのタイトルが『Throw Back』じゃないですか、それはやっぱり原点に帰る的な意味合いがあったんですか?

 

Cherry Brown - 『Throw Back』の後にもう1枚アルバムを出す予定なんですけど、なぜそうなったかというと単純に曲を作りすぎたっていうのもあるんですよね。20曲以上あるやつを、分割したのが今回のと次のアルバムなんですけど。出す前に2つの間で曲を入れ替えたりしてたんですよね、それで『Throw Back』の曲順で通して聴いてみたらノリが昔っぽいかなって思ったんですよね。じゃあ『Throw Back』でいいかってノリでつけたんですよね。

- そのノリは感じられますよね、難しいことを考えずにシンプルにやってるなっていう。

Cherry Brown - 『Throw Back』の曲たちは、意識して作ったり集めたりしたんじゃないんですよね。まぐれであの曲になって、まぐれで昔っぽいってなった。ファーストの時とかも曲作りで考えすぎたりとかはなかったんですけど、曲で内面のことを書くことは増えてたのかなって。昔もそういう曲はあるといえばあったんですけど、昔より増えたなっていう感じだったんですよね。

- 次のアルバムは出すの遅らせるって言ってましたけど、どういう風に出すのかも決まってないんですか?

Cherry Brown - まだ決めてないんですけど配信だけか、最近Amazon限定でCDにしてくれるってサービスとかも知って、日本だとまだまだCDが強いんで盤で出したほうがいいのかなとか、いろいろ考えてますね。今はやるしかないでしょって感じで、なんもやらなかったらどこにも行けないですからね。

- 今やってみたいことってなんですか?

Cherry Brown - それこそ℃-uteのリミックスをやりましたけど、他ジャンルのアーティストとかとやってみたいですね。

- 周期があるって言ってましたけど、突然飽きちゃうんですか?

Cherry Brown - そうですね、飽き性っていうのはあるかもしれないです。熱しやすくて冷めやすい。

- でも音楽やるのだけはずっと続いてますよね。

Cherry Brown - それだけはずっと続いてますね、何度か辞めようと思いましたけど。単純に聞くのも作るのも好きだから続いてるんでしょうね。最近そういう曲を作ったんですよ、次のアルバムに入る曲なんですけど。次は結構暗いんですよね。その対比はまぐれでそうなったんですけど。同時期に明るい曲と暗い曲を作ってたんですよね。

Cherry Brown

- 暗い曲を書いてるときは、実際暗い気分になってたりするときなんですか?

Cherry Brown - そうですね、落ちてるときは「どうしよう?」とりあえず書こうみたいな感じで、バーって書いたりするときはありますね。いろんな経験が積み重なって、蓄積されて、歌詞に落とし込む感じはあるかもしれないですね。例えば『Throw Back』に入ってる"Fukc These Hoes"って曲は、女性関係で嫌なことが蓄積していって、クラブで超嫌いな女の子と会っちゃったとかの経験が蓄積されて書いたやつだったんですよね。もちろん1つの出来事で書くときもあるんですけど。

 

- 次の暗いアルバムを楽しみにしてます。でもCherryさんは二面性ありますよね。自分の中では二面性あるなって部分は意識してたんですか?

Cherry Brown - でも自分でもそれに気づいたのは、ここ最近だと思うんですよね。内面的なことを書くにつれて、あそうなのかもって。暗いのが好きなんですよね、暗いのってかっこいいじゃないですか。

- 暗いかっこよさって共感を呼ばないかっこよさじゃないですか、そういうのに惹かれるんですかね?

Cherry Brown - それはありますね。音楽やっててあんま言っていいかわからないんですけど、大勢の人と一緒に共感するのがあんまり得意じゃないんですよ。人と違うのがいいなあっていうのがすごくあるんですよね。例えば子供のときの話なんですけど、お父さんに「ゲーム買ってやるよ」って言われたんですよ。自分はプレステ買わないで、セガサターンがよくて、そういうところもあるのかなって。ちょうどカプコンのゲームで『ヴァンパイア』っていうのがあるんですよ、それがセガサターン限定で発売されてたっていうのもあるんですけど。魔界出身っていうのがそこから全部きてるんですよ。

- ズレてても気にしないというか

Cherry Brown - 言ってしまえば自分は存在自体がズレてるじゃないですか、純日本人じゃないし。日本人にも見られないですし、やっぱりそれがコンプレックスだったこともめちゃくちゃあったっすけど、年をとるにつれて、いいのかなっていうのはありますね。

Cherry Brown

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