アリアナ・グランデがTwitterでセクシズムについて語る「アートの中でセクシャリティーを表現しても、その人を軽蔑していいことにはならない」

シンガーのアリアナ・グランデが、先週の火曜日にボーイフレンドであるMac Millerと、Macのファンと出くわしたときに感じた男性と女性の不平等な現実に反抗するという長文のノートと、その後、そのノートの内容に付け加えるように自身の考えを自身のTwitter上に連投した。ポップスターであるアリアナが今日のファンに訴えたかったものとは何か?

アリアナのノートでは火曜日の夜、ボーイフレンドであるMac Millerと買い物を楽しんでいると、Macの大ファンだという人物がアリアナにどれれだけMacを愛しているかと説明されたと書かれている。

「だけど、そのファンが私の前で"アリアナは本当にセクシーだよ。ヤりたくなるのもわかるよ"っていうまでわね。」

このファンの発言にひどく傷ついたアリアナはTwitter上に怒りのノートとtweetを連投した。

「私は彼を喜ばせる道具の一つじゃない」「私は公共の場での不快感や、男性が公共の場で有利になるこの女性特有の感覚を知っている」と上記のノートで批判を綴る。アリアナは今回の件を契機に女性への不平等な現実が浮き彫りになり、この問題をファンのみんなで考えなければならないと呼びかける。

その後、アリアナはファンからのレスポンスを受け、以下のtweetを連投した。

「『だけど、あなたのポートレイトや音楽はとてもセクシャルだよ』という意見を沢山見たけど、次のtweetを待って」

「アートの中でセクシャリティーを表現しても、軽蔑していいことにはならない。ミニスカートを履くのが暴行されたいということじゃないように」

「女性の選択。私たちの体、服、音楽、パーソナリティー、セクシーさ、遊び心、楽しむこと。それは決して誘うためじゃない」

「私たちが誘っているような服を着てたら、モノにしていいって思うみたいだけど、それは違う。これは自己表現する権利」

と女性のセクシャリティーの表現は、他者のためではなくまずは自分自身を表現するためだと、強調した。

RELATED

Ariana Grandeが故Mac Millerについて「彼にとって音楽以上に大切なものは無かった」と語る

2018年に薬物の過剰摂取によって命を落としたMac Miller。生前の彼について、かつての交際相手であり先日はJustin Bieberとのコラボ曲”Stuck with U“をリリースしたAriana Grandeが語っている。

Ariana Grandeが「ライブでオートチューンを使うな」と批判したファンに反論

ボーカルにオートチューンをかけた楽曲がポピュラーな昨今、ライブパフォーマンスの際にオートチューンをかけるアーティストも多い。しかし、中にはオートチューンを用いたライブに嫌悪感を覚えるリスナーもいるようだ。

Ariana Grandeの最新アルバム『Thank U, Next』のストリーミングでの初週売り上げがポップアルバムとして最高記録に

Billboardによると、Ariana Grandeの最新アルバム『Thank U, Next』が2月14日時点でBillboard200アルバムチャート1位を獲得した。

MOST POPULAR

ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと

公共の場で嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しようというイラスト付きのリストを投稿され、多くの人にシェアされている。

テキサスで男性が鋼鉄のフェンスとセックスし逮捕

18日、米テキサス州の32歳の男が鋼鉄のフェンスと性行為を行い、告訴された。法廷に現れず、現在逃亡中とのこと。

ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

6つの都市が「東京のようなアーバンランドスケープになってしまったら?」というテーマ制作された「世界東京化計画」というビデオ作品はヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで展示されている。