MP3は人間をネガティブな感情にする?

MUSIC  2016.12.12  FNMNL編集部

MP3圧縮は中立の、もしくはネガティブな特質の感情を強め、逆にポジティブな感情を弱めることがAudio Engineering Libraryによって行われた新しい研究でわかった。

ハイレゾ音源はただ単に綺麗に聞こえる音ではなく、人間の感情や幸福にとってもいい影響になりうると、その研究は主張する。

研究によると、MP3やそれに似た低クオリティの圧縮フォーマットは楽器の持つ音色や感情的な特質上にまったく異なった効果を持っており、ネガティブおよび中立な感情を著しく強化し、ポジティブな感情を弱めてしまう。「楽器を通して感じられた感情の特質に及ぼすMP3圧縮の影響」と名付けられたその研究では、いくつかのビットレートにおいて圧縮された音源サンプルと圧縮されていないサンプルを使って10以上の感情のカテゴリーが分析された。

その結果MP3圧縮は、不可解、内気、恐怖、悲しいなどの感情を強め、幸福や勇敢、ロマンチック、喜劇的、平穏などのポジティブな特質を弱めることがわかった。面白いことに、怒りの感情だけはMP3圧縮によっても比較的に影響がないという結果が出た。また楽器によっても影響度は違い、中でもトランペットは最も圧縮のレベルによって影響されやすい一方、ホルンが最も影響が少ないことがわかった。研究者は圧縮によって発生する背景で聞こえるゴロゴロといった唸り音がネガティブな傾向になる原因ではないかと述べた。

ハイレゾ音源に移行する言い訳には十分な研究結果と言えるだろう。(Ibuki Kasai)

Via What Hi-Fi

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