Markus Poppによるテクノユニット、OVALの新作アルバム『popp』がリリース

90年代中盤にCDスキップを使用したエポック・メイキングな実験電子音響作品を世に送り出し、エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示したOVALことMarkus Poppが、2010年に発表した復活作『o』以来となるOVAL名義でのアルバム『Popp』を発表。ボーナス・トラックを含む日本盤が2016/10/19(水)に発売される。

 

“This is where I want to live: In the outer rim of “Forever fifteen””.(ここには、私が望む“永遠の15歳”のouter rimでの暮らしがある。)M.Popp

2枚組で70曲以上を収録し、日本でもベストセラーとなった『o』以来の発売となる、OVALとしてのプロパーな新作となる今作品。幻想的なボーカルをフィーチャーし、OVAL流クラブ・トラックともいえるファンキーでダンサブルな楽曲を収録するなど、OVALの作品の中で最も聴きやすい作品になっている一方、彼が常に挑戦的であり続けていることを実証するかのように、これまで以上に刺激的なサウンドに溢れた仕上がりになっている。また、日本盤のみ2曲のエクスクルーシヴなボーナス・トラックが収録されており、それらは今作と次作をつなげる完全新曲だという。

『popp』は、10/14(金)より配信開始、10/19(水)に日本盤発売となるが、タワーレコード渋谷店、新宿店、梅田大阪丸ビル店では、配信開始日に合わせて先行発売を実施。また、Soundcloudにて収録曲“Fu”のフル・バーションも公開されている。

さらには、11/28(月)に京都の新ライブスペース「外」にて、HEADZ主宰の佐々木敦氏によるトーク企画「ポストR&Bとポストポストロック~OvalとRadianの新作を聴く~」の開催も決定している。

INFO:

OVAL

タイトル:『popp』

商品番号:oval 2 / HEADZ 214(原盤番号:EOVA_03)

価格:¥ 2,200 + 税

発売日:2016/10/19(水)(デジタル配信:2016/10/14(金))

収録曲:
01. ai 4:20

02. fu 3:28

03. re 4:00

04. ku 4:12

05. sa 4:16

06. lo 4:10

07. id 3:28

08. my 3:36

09. mo 3:20

10. ca 4:08

11. ve 4:24

12. li 4:16

13. la 4:20

※ tracks 12、13は日本盤のみ収録のボーナス・トラック

RELATED

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。