イラン発 VRを使いこなす最先端アーティストAsh Kooshaが影響を受けた映画と音楽

MUSIC  2016.09.23  FNMNL編集部

東京を中心に活動する新時代のオーディオビジュアル表現のためのプラットフォーム『BRDG』が先日開催した『キマイラ BRDG#7』にイラン発の注目アーティストAsh Kooshaが出演した。

 

Ash Kooshaは『ペルシャ猫を誰も知らない』(2009)への主演直後にロンドンへ亡命、テヘランの音楽学校で学んだ古典音楽の素養と最先端の電子音響への衝動をモチベーションにビートメーカーとしての活動を開始した。今年4月に名門Ninja Tuneからリリースされたアルバム『I AKA I』ではさらにソリッドになった音像をみせつけてくれた。

最近ではVR表現のための活動もおこなっているAsh Kooshaが、Aïsha Deviとともに斬新な切り口でオーディオビジュアル表現の異種交配実験を繰り返してきたイベント『BRDG』に出演のために来日。FNMNLの取材に対して影響を受けた映画と音楽作品をそれぞれ5つずつ紹介してくれた。

映画 

1. 黒澤明 - 羅生門

この映画は僕の人生の決断にとても大きなインパクトを与えた映画なんだ。哲学的に判断を下さないといけないときにこの映画のカメラワークや回想シーンなどから学ぶことがたくさんあった。(Ash Koosha)

2. アッバス・キアロスタミ - 桜桃の味

僕はこの映画のように自分の人生と自分の存在意義が何かについてはっきり感じるんだ。何度も何度も見返している映画なんだけど、死に対してのアプローチが本当に凄くて何度見ても驚かされるね。(Ash Koosha)

 

3. パオロ・ソレンティーノ - 愛の果てへの旅

これは現代詩についての映画なんだけど、ナレーション、音楽、人間関係などストーリー性が本当にすぐれた作品だね。(Ash Koosha)

 

4. イングマール・ベルイマン - 第七の封印

これは映画とも本とも、絵画とも言えない第7の封印された作品じゃないかな。 ベルイマンにしか成しえない作品だと思うよ。(Ash Koosha)

 

5. クシシュトフ・キェシロフスキ - トリコロール

ソレンティーノのように、キェシロフスキの作品はどれも素晴らしい作品だ。赤、白、青のうち僕のフェイバリットは白と青だね。(Ash Koosha)

 

 

音楽

1. 坂本龍一 & Alva Noto -『レヴェナント:蘇えりし者』

まずはこの映画はここ数年の撮影技術の中でも最も最高の出来の映画だと思う。特に最後の場面はストーリーと俳優の演技、そしてシーンと音楽、すべてが完全にマッチしてて素晴らしすぎるんだ。もうこのアルバムは1000回以上聴いているよ。(Ash Koosha)

 

 

2. ズビグニエフ・プレイスネル - 『デカローグ』

このサントラはDekalogシリーズのために作られたものなんだけど、メロディがとてもエモーショナルで引きつけられるものがあるよね。僕の人生のサントラとしても最高な曲だね。(Ash Koosha)

 

 

3. Amon Tobin - ISAM

もしこのアルバムを聴いたことがなければすぐ聴くべきだね。こんなサンプリングと音のオーガズムの革命は今すぐ聴くべきだよ。(Ash Koosha)

4. Sigur Ros - Untitled

とにかく美しいんだ。(Ash Koosha)

5. Jim O’Rourke - I’m Happy and I’m singing and a 1,2,3,4 

このアルバムはどのミュージシャンの作品の中でも一番重要な素材を含んでいるアルバムだと思う。全曲がとにかく最高だよ。出来るなら永遠にリピートして聴きたいくらいだよ。

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