楽聖と称されるHermeto Pascoalの来日公演が決定

MUSIC  2016.08.31  FNMNL編集部

あらゆるミュージシャンから深いリスペクトをうける楽聖ことHermeto Pascoal(エルメート・パスコアール)が、愛弟子5人とともに、2017年新春、6年半ぶりの来日公演を行う。80歳を迎えた今も枯れることのない、ブラジルが生んだ伝説のパフォーマンスをライブで体感するチャンスが再びやってくる。

 

Pascoal

Pascoalは1936年6月22日、アラゴアス州アラピラカ郡ラゴア・ダ・カノア出身。幼少から電気などのインフラが行き届かない大自然の中で育ったPascoalは、木製のフルートやカボチャで作ったパイプなどお手製楽器を手にし、湖の水の音、鍛冶屋である祖父の金属音などあらゆる音に対してインスピレーションを得ていき、その生活の中で、徐々に音楽家としての才覚を形成して行くことになる。祭りのバンドネオン奏者だった父親の影響から、7.8歳でアコーディオンを始め、同時にフルート、タンボリンなど多彩な楽器を習得。兄のホセ・ネートと共に結婚式や様々な祭りでバンド演奏を行った。

14歳の時に北東部の大都市レシフェに移住。ピアノ奏者としてラジオ局の専属やクラブでの活動で才能を発揮すると、さらにキャリアを拡大するために、若くしてリオ・デ・ジャネイロやサンパウロといった大都市へと進出。60年代に入るとアメリカのジャズなどを演奏し始めた。

ブラジル音楽史に彼の名が最初に刻まれたのは、1966年にパーカッション奏者Airto Moreiraらと結成したカルテット、Quarteto Novoでの活動だ。テレビ番組用のユニットだったがボサ・ノヴァ以降の過渡期にジャズとブラジル音楽の融合を目指した。67年に発表したセルフタイトルの作品は、現在こそ正当な評価を得ているが、本格的にその才能を世の中が発見したのは1970年代に入ってからだった。

先に渡米していた盟友、Airtoなどの交友から、1969年Miles Davisの作品に参加。フュージョン/エレクトリック・エラに突入したMilesのグループにアレンジャー/作曲者として参加したPascoalはライヴ・アルバム『Live-Evil』に"NemUm Talvez"と"Igrejinha(Little Church)"の2曲を提供。

これを切っ掛けにインターナショナルな名声を得ることになったPascoalは、初リーダ作『Hermeto』(1970)などのソロキャリアを経て、ブラジリアン・ジャズ・フュージョンと形容されるスタイルを確立した『Slaves Mass』(1977)を発表する。

当時流行のジャズ/フュージョンのフォーマットに、タイトルに垣間見えるブラジルの祭りや宗教的な儀式に根ざしたリズムやハーモニー、プログレッシブ・ロックなどとの共通点が語られる事の多い変拍子、そしてトレードマークにもなった動物の鳴き声などを加えた奇妙な世界観を確立。

その後もオーケストレーション、ピアノ・ソロなど様々な切り口のアルバムを含め70年代から.2000年代まで、2.3年に1枚というペースで作品を発表し続けたが、多重録音を駆使し実験性を高めた中では、グルッポ(グループ)としての頂点といえる『Festa Dos Deuses』(1992)や、20種類とも60種類とも言われる楽器を一人で演奏し制作し名作の誉れ高い『Eu E Eles』(1999)などが挙げられる。

2006年以降は、妻のAline Molenaとの連名でのレコーディング作品をゆったりとしたペースで発表しつつも、グルッポでのライヴ活動を精力的に継続中。80歳になった現在でも、演奏家として進歩の過程にあり、世界最高レベルの集団グルッポを統率するバンドリーダーである。(Hideki Hayasaka)

<Live Info>

FRUE ~Brasil Universo~ feat. Hermeto Pascoal e Grupo

Pascoal

2017/1/7(sat) @ Shibuya WWW X

1st set
open 15:00 / start 16:00
adv 8,500 yen (ドリンク代別/全席指定/270席)

2nd set
open 19:00 / start 20:00
adv 8,500 yen(ドリンク代別/全席指定/270席)
2017/1/8(sun) @ Shibuya WWW X

1st set
open 15:00 / start 16:00
adv 7,000yen / day 8,000yen(ドリンク代別/オールスタンディング)

2nd set
open 19:00 / start 20:00
adv 7,000yen / day 8,000yen(ドリンク代別/オールスタンディング)

※前売りチケットの発売は、9/22(木・秋分の日)12:00より、www.frue.jp内、特設サイトにて、先行発売を開始します。

Scenic design: Yuriko Shimamura

Food & PR Support : 東京アカラジェ&タピオカ

presented by anitodai with WWW X

total info
www.frue.jp
WWW X 03-5458-7688

 

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